●見れば分かる検証を裁判長はなぜしない!?

仲戸川裁判長(民事5部)の不公平な訴訟指揮

仲戸川裁判長(民事5部)の不公平な訴訟指揮を弾劾するビラ

 一目見れば明らかなことを「一目瞭然」といいますが、建物が存在するか否かが最大の争点となっている裁判で、この一目瞭然となる検証を不要として切りすて、一方に有利に裁判を進める裁判官がいます。この4月から千葉地裁民事5部を担当している仲戸川隆人裁判長がその人です。
 私たちは、公平であるべき裁判所が、一方の側に偏った訴訟指揮を進めることにたいへんな脅威を感じます。

●登記建物があるか否かが争点です
 この裁判は、成田空港暫定滑走路の欠陥のひとつである「へ」の字に曲がった誘導路をめぐる裁判です。ここに建つ建物(鉄骨造り建物)を撤去しようとして、成田空港会社が建物所有者の空港反対同盟を相手に起こしました。
 この建物は二重構造になっており、鉄骨造り建物の中には登記された木造建物が存在します。これは反対同盟に地上権があることを示す重大な事実であり、この権利が立証されると建物の撤去ができなくなります。空港会社は木造建物の存在を認めるわけにはいかず、反対同盟が鉄骨造り建物を増築したときに解体されたと言い張っています。
 ならば、実際に検証すればすぐわかる! 昨年12月、私たちは裁判所に検証を申し立てました。


●拙速審理の早期結審は許されない
 原告の空港会社は、建物は壊されたと主張する立場上「検証はいやだ」とは言えません。裁判所の判断に従う意向を表明しました。ところが一人、裁判長がこの実地検証の前に立ちはだかってきたのです。
 過日行われた進行協議の場で、突然「検証不要もあり得る」と言い出し、弁護団の訴えに対しても理由を明示せずに「検証不要も…」と繰り返したのです。
 これでは公平とはいえません。仲戸川裁判長は、真実をうやむやにし、拙速審理による早期結審へと動き出したとしか思えません。仲戸川裁判長は建物の実地検証をせよ! 拙速審理による早期結審は許さない!

三里塚芝山連合空港反対同盟
(連絡先)事務局長・北原鉱治 成田市三里塚115

  

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