●連帯の檄布、海を渡る――動労千葉訪韓団がピョンテクを訪問

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反対同盟の檄布を手にする動労千葉訪韓団と民主労総のメンバー

■11月26日、動労千葉国際連帯委員会が韓国のピョンテク(米軍基地拡張で大規模な農地取り上げが強行されている現場)を訪れ、先の11月3日に三里塚現地で民主労総の人たちに託した反対同盟の寄せ書きを入れた檄布「反戦・反基地」を現地農民に手渡してくれました(=写真)。動労千葉のメンバーは、三里塚闘争が軍事空港建設に反対して40年間闘っていること、動労千葉と労農連帯で闘っていること、ピョンテク闘争との連帯の意義などを語ってくれたそうです。
■現地で地元紙(京仁日報)やインターネットメディアなどからも取材を受けたそうです。その際、民主労総のハン・ヒョクさん(11月3日に三里塚に来た一人で国際交流などの担当者)が三里塚闘争の意義を力説してくれました。40年間闘い続けていること、羽田がベトナム戦争に使われていることを知った農民が軍事空港反対闘争として闘っていること、滑走路の敷地に農家が残ってがんばっていること、父親(市東東一さん)が亡くなったあと、外に出て働いていた息子の孝雄さんが戻ってきて闘いを継承していること、同盟と動労千葉は車の両輪として闘っていること、動労千葉は農民に連帯してストで闘ったこと、などを話してくれたそうです。ハン・ヒョクさん! 有り難うございます。動労千葉訪韓団の皆さん! 本当にお疲れ様でした。
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【解説】ピョンテクでは、米軍基地拡張のために今年5月に小学校や民家が破壊されました。しかしその中でも農民と支援者が断固敷地内で生活と闘いを守り続けていて、動労千葉が訪れたこの日も、破壊された校舎跡も生々しいテチュ里初等学校の校庭で住民運動会が元気に開催されました。運動会終了後、三里塚芝山連合反対同盟がピョンテクの闘いに寄せた檄文を住民代表に手渡し、三里塚と動労千葉の闘いを伝え、共に闘う決意を伝えてくれました。「『暮らし続けよう/共に生きよう』の垂れ幕を背に話を聞いてくれた農民のおばあさんたちの姿が印象的でした」(動労千葉訪韓団の話)

  

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