●東峰の森を守れ

――東峰区が仮処分の申し立て却下に対して、東京高裁に抗告


東峰地区住民が高裁に即時抗告
 成田空港暫定平行滑走路(2180メートル)の誘導路新設に伴う森林伐採計画を巡り、滑走路南側にあたる成田市東峰地区の住民ら8人が2日、伐採禁止を求める仮処分申請を却下した1月23日付の千葉地裁決定を不服として、東京高裁に即時抗告した。  同誘導路は、暫定平行滑走路を北に延ばし2500メートル化する「北伸」の一環。同滑走路南側にある同地区を避けるように同森に通す計画で、完成すれば同地区は空港施設に囲まれることになる。  同地裁は1月、「同森の地権者らの入会権の成立は認めることができない」などと結論づけ、申し立てを却下した。
【2月3日付読売、毎日、千葉日報の各紙】

■東峰区は、1月23日に千葉地裁によって行われた東峰の森をめぐる仮処分申し立ての却下決定に対して、東京高等裁判所に抗告を行いました。 ■「決定」は、東峰の森を「当初から空港計画の敷地に組み込まれていた」という、間違った認識のもとに、申し立てを却下したもので、到底許せません。東峰の森は、今回の暫定滑走路の北延伸計画によって初めて「空港計画」に組み入れられたものです。これは東峰の森の保全を考えるときの前提中の前提です。東峰区の抗告はこうした点を指摘して、千葉地裁決定の取り消しを求めていくことになると思います。
■東峰区の抗告は当然のことです。千葉地裁決定は東峰の森をめぐるこれまでの経緯や実態をかえりみず、空港会社の主張を鵜呑みにしたもので、即座に取り消されるべきものです。
■NAA(成田空港会社)は2月中旬にも森の伐採を強行する意向であることが新聞でも報じられています。現地にかけつけ、東峰区住民とともに東峰の森を死守することを訴えます。
  

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  • 新聞報道より