――３・２５全国集会大成功
――「労農の力で社会を変えよう」と力強くアピール
動労千葉、民主労総の発言の間、ピンクの横断幕が後ろに掲げられた。「帝国主義の戦争から全世界の民衆を救う三里塚闘争は必ず勝利する」という内容
＜集会詳報＞
■「労農が主人公だ。私たちの力で世の中変えよう」このような怒りの声が三里塚現地天神峰・市東孝雄さんの畑にこだましました。
■３・25三里塚全国集会は１４５０人の労農学を結集して、高揚しました。反対同盟の戦闘的かつ力強い発言をはじめ、国際連帯のアピール、市東さんの耕作権を守るアピール、「改憲阻止・軍事基地化阻止」の発言、「全国農民に訴える特別アピール」そして闘う労農学、住民団体からの豊富な決意表明が途切れることなくつづく盛りだくさんの内容と熱気で、折からの雨を吹き飛ばしました。
■さらに「食料はアジアからもってくればいい、その保証として軍隊が必要だという話を財界がしている。だから改憲なんです。だから戦争なんです」「米が安くなるということは賃金も安くなるということなんです。そのことを理解してほしい。もはや労働者も農民も今の体制の下では生きていけない。攻撃は一線を飛び越えた状況に入っている。労農は同盟軍です。三里塚のように闘えば必ず勝つという勝利の方程式に確信持って前進したい」とし、「10・７集会にはこの人数の最低でも２倍の結集を」と声を高くしてしめくくりました。
■労農連帯特別報告に動労千葉の田中康宏委員長が登壇しました。３月１７日から１８日のストライキの成果を引っさげ「今日おとなしい労働者が明日もおとなしいと思ったら大間違いです。矛盾に満ち満ちたこの社会、もう限界に来ています。この社会を変革するのは労働者と農民しかいない。労農には覆す力がある。その力があるのに曇らされているんです。既成指導部の果たす役割も悪い。われわれの力に確信を持とう。われわれこそが社会を作り変えよう」と訴えました。
■「国際連帯」では民主労総ソウル地域本部前委員長のコジョンファンさんと公務員労働組合のパクソンニョルが登壇し、コさんが発言しました。「三里塚闘争の知恵、勇気、連帯の精神に感動している。アメリカ帝国主義の戦争策動に反対する労農の闘いには国境も階級もありえようはずがありません」「われわれは心からの連帯の精神でともに進もう」と発言しました。発言の際、後ろに、民主労総金属労組・ハイテクＲＣＤの女性労働者から送られた「帝国主義の戦争から全世界の民衆を救う三里塚闘争は必ず勝利する」との横断幕も掲げられました（写真）。米航空整備士労働組合（ＡＭＦＡ）からのメッセージを萩原富夫さんが代読しました。
■「改憲阻止・軍事基地化粉砕」では「君が代・日の丸」不起立の教育労働者、反軍兵士の発言を受け、沖縄知花昌一さんのメッセージも代読されました。
■「市東さんの耕作権取り上げに反対する会」から伊藤全明さん、三角忠さんが発言し「反対する会」運動の高揚を勝ち取ることを決意しました。
■関西実行委の永井満さんが「天神峰現闘本部裁判の訴え」を行いました。永井さんは「裁判で圧倒していることは間違いないが、相手は権力。さらにいっそう支える会の運動を盛り上げたい」と発言。
■発言はこの他、反対同盟顧問弁護団、関西新空港反対住民、解放同盟全国連、都政を革新する会・北島邦彦さん、婦民全国協、「障害者」とつづき、共闘団体の発言で中核派、解放派、統一委員会、蜂起派からアピールが行われました。
■集会宣言を太郎良陽一さんが読み上げました。「スローガン採択・デモコース説明・ガンバロー三唱」を長原部落の野平聰一さんが行い、大きな迫力でダンケツガンバローを叫びコブシを突き上げました。
■デモ行進を小見川県道を通って市東孝雄さんの畑まで戦闘的に行いました。途中、機動隊がデモ隊の前に立ちふさがり行進させないという過剰警備・弾圧を行ってきたことに対して、同盟・支援一体ではね返し、デモを貫徹したのです。
■デモ終了後、民主労総のコジョンファン、パクソンニョルさんの２人と動労千葉繁沢敬一副委員長、佐藤正和新小岩支部長らを交えたミニ交流会を市東さん宅離れで行いました。改めて「労働者・農民の闘いに国境はない」という真実を感動と共に確認しあいました。
■次は４・１緊急闘争です。大結集お願いします。
集会場を出発するデモ隊
〒286-0111 （連絡先） 事務局長・北原鉱治 成田市三里塚115