Farmers League Against The Narita Airport

Ａ.　東峰地区は暫定滑走路の南側にあります。
　写真でおわかりいただけるように滑走路の南端に隣接する形で、畑や民家があるのです。その頭上４０メートルを毎日ジェット機が飛んでいるのです。危険や騒音などの被害を承知の上で建設し、そして毎日運用し続ける。これは国家犯罪そのものです。
　さて、東峰の森の位置は地図と写真でおわかりいただけたでしょうか。下の写真は「関西実行委員会」のブログで掲載して頂いているものをそのまま載せました。位置関係にとどまらない、詳しい説明を書いて頂いていますので、ぜひご参照下さい。
　そもそも東峰の森はもっと広大な県有林だったのですが、空港建設に伴い、これだけの広さになって今は成田空港会社の所有です。しかしこの森は東峰の人たちにとって昔も今も営農と生活に欠かすことのできない命の森なのです。空港会社も「ともに保全する」と約束していました。それを一方的に破って、伐採の準備工事を強行しているのです。
　ではなぜ「北」に延ばすのに「南」で工事をやるのかというと、ここに新しい誘導路を造ろうということなのです。滑走路を北に延ばして２５００メートルにすればジャンボジェット機が飛べる長さになります。しかし現在暫定滑走路に連なる連絡誘導路はカーブがきつすぎて、ジャンボが走行できないのです。そこで新たに滑走路の南側＝飛行直下を横切る形で誘導路を造るために森を伐採しようとしています。
　でもこんなデタラメな空港建設がありますか？　飛行直下は危険なので信号機をつけると言います。東峰地区はフェンスで覆われ、畑のすぐそばをジャンボがくねくねと走行する。そこまでしてジャンボを飛ばす経済的メリットはどこにもありません。
　ねらいはただひとつ、ジャンボを飛ばして東峰地区住民、そして天神峰の市東さんを叩き出す、ということなのです。
　こんな理不尽なことは絶対に許せません。それを世に知らしめるためにも、ぜひ３．２５全国集会には多くの方々にお集まりいただきたいと思います。
　なお、北延伸攻撃の全体像につきましてはこちらをご覧下さい。