〔第13話〕ボクの名前は「コウ」

ボクの名前は「コウ」

(1)北原さんを訪ねると、必ず玄関に出てきて大歓迎してくれる。
帰るときは必ず玄関まで見送りにきて、「帰らないで」と袖をひっぱってとめられる。
 北原さんのところに来て、満1年目を迎える愛玩犬、その名は「コウ」。
すっかり家族の一員になったようです。

(2)反対同盟事務局長の北原鉱治さんが、3月5日に85歳の誕生日を迎えました。ちょうど1年前の誕生日、子供たちからあるプレゼントが届いたのです。それが「コウ」でした。
 「コウ」は、国際公認血統証明書によると、
  犬種   パピヨン
  性別   オス
  生年月日 2005年6月30日
 ウン十万円したそうです。パピヨン(papillon)とはフランス語で蝶の意味。フランス・ベルギーの原産で、長毛の小形の愛玩犬。耳が大きくて蝶を思わせるのでこの名がついたそうです。

(3)名前は、北原さんが、自分の鉱治をあやかって、「コウ」と命名。あとで聞いたら、「コウ」は中国語で犬のことだって。偶然だ。
 「コウ」は、北原さんが家の中を移動するときは必ずついてくる。部屋の掃除をしているときは、ずっと一緒にそのまわりにいる。トイレに行くときもついてくる。1日1回の散歩をとっても楽しみにしている。夕方になると、北原さんの背中をたたいて、散歩の催促をする。
 警戒心が強く、ある日自分より大きな犬にほえられて、動きがストップ。次の日からその犬を覚えていて出くわすと、動きが止まってしまう。いつか、その犬の鎖が放れて襲いかかってきたときがあって、飛んでいくように逃げたことがあった。
 獣医さんに聞いたら、パピヨンの性格は、警戒心が強く、さびしがりやだそうだ。
 今は、家族の一員として暖かく見守られながら、過ごしている。来訪者の中でも、評判の愛玩犬です。

みんなボクを可愛がってくれるんだ

  

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