●三里塚に万余の結集実現し、国家犯罪粉砕しよう

――闘争の前進に向け団結も固く

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■反対同盟は4月1日、東峰の森に対する伐採攻撃が切迫している状況と対決する緊急現地闘争を闘いました。
■3・25闘争からわずか1週間。緊急の呼びかけにもかかわらず、動労千葉、全学連など首都圏から120人が集まってくれ、「東峰の森を守るぞ」「成田の軍事基地化許さない」「暫定滑走路の北延伸阻止」を東峰地区内外にアピールしました。
■かけつけた労農学は、昨年10・8全国集会が行われた萩原進事務局次長の畑の変わりように、一様に驚いていました。「フェンスに囲まれた畑はパレスチナといっしょだ」「これは国家犯罪だ」と口々に語っていました。

■司会は伊藤信晴さん。「空港会社は過去3度も東峰の森を残す、保全すると約束したにもかかわらず、今まさに伐採を強行しようとしている。これは41年間権力の暴虐に負けない三里塚への闘争つぶしが目的だ」と空港会社を弾劾しました。
■次に事務局長の北原鉱治さんが発言しました。「この肥沃な大地の自然がどんどん破壊されていっている。その上、この立派な東峰の森まで切り倒そうとしている。鉄板フェンスに囲まれたこの状況を見て下さい。まさに闘わなければ生きていけない時代に入ったということの象徴だ」「ひとりひとりは弱いけれど大勢なら攻撃を粉砕することが可能だ。万余の人をこの三里塚の大地に再び集めたい。日本の将来がわれわれの双肩にかかっているのだ」と参加者を鼓舞激励しました。
■つづいて事務局次長の萩原進さんが、東峰地区住民としての怒りを訴えました。「この状態を見て下さい。フェンスに加えて2カ所に監視台があります。あそこから見張っているんです。農道も閉鎖されました。こういうことまでしないと連中は空港を維持できないんです。たしかにひどい状況ですが、逆に考えてみたい。われわれは空港のど真ん中で集会をやっているんです。今後もここで全国集会をやります。滑走路のどてっ腹にドスのように突き刺さった開拓道路があります。一坪共有地、東峰神社、墓地……。こういう反対同盟の拠点が空港ののど元をしめあげているんです。何よりも市東さんの畑です。そうして空港を粉砕する闘いを展開したい。国家による犯罪を暴露しよう。人民の鎖で空港を包囲しよう」
■非人間的な状況にさらされてなお、意気軒昂と「空港会社の危機」を指摘する萩原さんの闘魂におしみない拍手が送られました。
■ここで、伊藤信晴さんから報告がなされました。「自衛隊は3月27日、ネパールのPKOに6人の自衛隊員を制服のまま成田空港から派兵しました。しかも50人の同じく制服を着た自衛隊員がこれを見送ったのです。絶対に許せません。「省」に昇格した防衛省が最初にやった行動がこの派兵です。これは三里塚への挑戦です。絶対に許せません。われわれの力で粉砕しよう」
■つづいて動労千葉から繁沢敬一副委員長が、「東峰の森伐採攻撃に対して怒りを反撃を叩きつけよう」と切り出しました。そして「労働者と農民への攻撃は同じものです。国家権力と空港会社は、三里塚闘争つぶしにやっきとなっています。動労千葉は反対同盟と連帯して闘います」と表明し、3・17〜19ストライキ闘争の報告に入りました。「館山運転区、木更津運転支区が3月18日に廃止されましたが、動労千葉はこの闘いを『勝利』と総括しています。半年間の闘いで当局を追いつめました。館山の仲間は3カ所の職場に異動になりましたが、団結は逆に強まりました」と提起し、労農連帯の絆を強調しました。
■さら福日労のアピール、共闘団体からの力強い発言を受けたのち、一同怒りを込めてデモに出発。警備の機動隊は、3月29日の緊急記者会見を受けてか、遠巻きにするのみ。120人のデモ隊は東峰地区の中をデモで練り歩き、市東さん方南側開拓道路まで意気高く行進しました。
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■その後、場所を三里塚第1公園に移して団結花見の会に臨みました。すでに「一等地」が確保され、大音量のカラオケセットが用意されてあります。「闘争の後の酒はうまい」。だれかがつぶやいたその言葉のとおり、かつてなく盛り上がる明るい花見になったのです。
■中でも若い学生の仲間が全体をリードし、周辺のグループの注目を集めて手拍子が起きるほど。動労千葉繁沢副委員長は持ち歌(?)の「○○○メドレー」を歌って大うけでした。隣町富里から来ていた花見のグループが同盟の盛り上がりに注目し、エールを送ってきました。「反対同盟がまだ頑張っているのはすごい。応援の気持ちをこめて『銭形平次』を歌います」と渋いノドを披露、交流の輪が広がりました。
■最後に、団結花見会では初めての試みとして「反対同盟の歌」斉唱でしめくくりました。アップテンポのカラオケ伴奏つきで、全員が「誇りも高き『農地死守』」と歌い上げました。
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カンパーイ!

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北原事務局長定番の「夫婦春秋」。市東孝雄さんも合流

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最後に戸村義弘さん(天神峰現闘本部裁判を支える会世話人)作詞の反対同盟歌を肩組んで歌った

  

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