●新誘導路工事着工を弾劾しよう

――7、8月闘争陣形の強化で反撃を

新誘導路工事着工弾劾
6月26日から強行された東峰のフェンス張り工事。右側が小見川県道トンネル入り口
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 6月26日、空港会社は新誘導路の建設工事に着手しました。場所は、6月26日付で報告したように、東峰十字路のすぐ西側=小見川県道の天神峰トンネル入り口。2台の大型クレーンと数十人の作業員、ガードマンを動員した工事用目隠しフェンスの建設です。周りを私服刑事車両と機動隊のワゴン車がひんぱんに徘徊し、住民と通行の市民を威かくしています。
 工事の主たる目的は、新誘導路を天神峰トンネルの上に通すためのトンネルの補強。そして現在の生活道路(旧小見川県道)について、東峰神社入り口より東側をすべて廃止し、南側に迂回させる「切り回し」です。
 空港会社は東峰区の抗議も無視して、暴力的かつ威圧的に、東峰の森を伐採し、新誘導路建設を開始したのです。度重なる住民無視に東峰および天神峰住民のの怒りは頂点に達しています。2009年度末とされる北延伸開港予定に間に合うことが一切に優先する、という41年変わらぬ農民切り捨ての態度です。
 新誘導路建設は、東峰区を東西に分断し、部落西側部分を完全に空港の中に囲い込んでしまいます。さらに東峰の森と部落のど真ん中に幅30メートルの誘導路を通して、残った森と部落の環境を決定的に破壊する生活破壊です。これを意図的に行おうとしています。
 このように、無理に無理を重ねて北延伸をしても「アジア近距離便しか飛ばせない」「国際空港としては短すぎる」という寸足らずの滑走路でしかないのです。
 だから「3500メートル化」などと叫び出していますが、東峰・天神峰を更地にしなければ、できない話。反対同盟と空港反対農民がいるかぎり、絵空事です。
 東峰区と連帯し、7月闘争の高揚で断固反撃しよう。夏の闘いの過程で、闘争陣形を決定的に強化し、この新たな国家犯罪を告発・追及しよう。

  

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  • 緊迫の現地攻防