●関西実行委が現地調査と援農に

23日、北原さん宅で
■関西実行委員会の松原康彦(新空港反対東灘区住民の会事務局長)さんら三里塚を訪れてくれた5人のメンバーが8月22日、猛暑の中現地調査を行いました。
■今の三里塚現地は一月来ないだけでも風景と様子が変わってしまいいます。先ず、市東さん宅の畑にある監視台に上がると、右手の東峰神社の東側で、「新誘導路」のための工事が進んでいます。
■さらに新誘導路が現在の暫定滑走路と接合する部分でも重機が動いています。新誘導路工事がすすんでいすのです。しかし、「への字」を市東さんの畑と共に強制している天神峰現闘争本部も見える。
■松原さんは関西実行委員会のブログで「ジェットブラストに抗議し、防ぐために植えられた 竹が見事に育っている」と報告されました。「市東孝雄さんの畑では作業中の市東が1時間、不当な耕作権取り上げの攻撃について解説しました。
■「市東さんのお話しを聞くことが出来た(話しに夢中で、写真を撮るのを忘れた)。それから成田クリーンパークへ。今も、デタラメな、乱暴極まる覆土のための工事が行われているのを見た」(関実ブログから)
■東峰部落では、暫定滑走路の50メートル手前まで食い込んでいる開拓道路をあらためて確認。「東峰神社とここの存在が、いかに暫定滑走路の計画が杜撰で、破綻したものか象徴している」と松原さん。
萩原さん宅で
■次に東峰墓地へ。墓地では、前日告別式が行われ、埋葬されたばかりの萩原哲子さん(進さんのお母さん)のお墓に全員で線香を手向け、大木よねさんのお墓では、彼女の戦闘宣言と71年9月20日の強制収用との闘いについて説明がされました。それから萩原さんの清水の畑(10・7集会の会場)を見て、そのフェンスに囲まれ、監視塔で監視を続ける国家権力への怒りを感じながら、萩原進さんのお宅へ。ここでも交流が深まりました。

岩山記念館
■8月23日は、松原さん含めて3人で現地調査。先ず、岩山記念館 へ。雨に濡れた階段を登って記念館の屋上へ。案内者と松原さんが岩山大鉄塔と周辺の説明や、鉄塔決戦、だまし討ちの破壊と東山さんの虐殺、千代田農協でのたたかいと機動隊のガス銃の水平撃ちなどの話しをしました。若い2人は生まれる前の話しに、興味津々。
■つづいて北原鉱治事務局長宅と鈴木幸司さん宅を訪問。それぞれ2時間、1時間半と「たくさんの話を聞くことができた」そうです。
鈴木さん宅で
■松原さんは次のようにブログを締めくくられています。「皆さん! 三里塚は、『行ってみないと判らない』『聞くと観るとでは大違い』。『百聞は一見にしかず』」はここのためにあった言葉かと、思わずにはおれません。是非、出かけてください。どうすればいいか、お悩みの方は、関実事務局まで、お問い合わせ下さい。一緒に伺うことも含め、ご相談に応じます。是非!行きましょう」。

■松原さん、ありがとうございます。全国の皆さん、現地調査への取り組みをぜひお願いします。

  

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