●空港反対農民叩き出しのための北延伸工事許すな

――工事の難航ぶりは明らか


「交差点が切り替わりました」の標識。暫定滑走路北端付近に新誘導路造るため、の団結街道が曲げられ51号線にぶつかる交差点が成田市側に約200メートル移動させられた


国道51号線の手前100メートルで左に曲げられた団結街道
-------------------------------------------
■暫定滑走路の北延伸工事が着工1周年(9月15日)を迎える、として、9月6日付新聞(千葉日報)は、工事についての報道を行っています。
■例によって、御用新聞ぶり発揮し、「トンネル本体工事、順調」「B滑走路の北延伸進む」などと報じていますが、その中身は、2009年10月31日と期限を切られた、無理な突貫工事であることが見てとれるものです。
■8月2日の報道(産経新聞)では、国道51号線トンネルの切り替えは「来年6月ごろ」なっていたのですが、今回の報道では「7月には」」と1カ月伸びています。わずか1月の間に、完成時期の発表が1カ月も延びたのです。「7月には」と含みをもたせているところにも自信のなさが表れています。
■工事の進捗率についても「予算ベースで30パーセント」と苦しい説明をしています。「工事ベース」ではなく「予算ベース」と語っているところがミソです。ここにも、北延伸工事の難航ぶりが見てとれます。
■そして、そもそも北延伸計画は、仮に完成したとしても「短すぎてあまり便数は増えない」(昨年9月黒野匡彦社長)と空港会社自身が計画の破たんぶりを認めている計画です。
■一方、10月ごろから「新誘導路の舗装工事を始める」とも報道され、「それまでに管理用道路の設置が終わる」とされていることは見過ごせません。要するに東峰部落の生活道路を、また再びずたずたに寸断し、破壊すると言っているのです。いかに、破たん的な工事ではあれ、地元農民にとっての環境悪化は深刻です。許すことはできません。
■10・7全国集会の成功で反撃しよう。

  

カテゴリーにもどる