●わずか30秒の「棄却」判決言い渡し、これが裁判か!

――暫定滑走路認可処分取消訴訟訟の反動判決弾劾

記者会見
記者会見で弾劾声明を発表
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 10月19日、暫定滑走路認可処分取消訴訟の判決言い渡しが千葉地裁でありました。
 原告の反対同盟・傍聴者が多数傍聴する中、民事第3部の堀内明裁判長は、わずか30秒、「すべて棄却する」と原稿を棒読みしてすごすごと法廷を立ち去りました。傍聴者から「ふざけるな、裁判長!それでも人間か!」と怒りの声がわき起こりました。
 反対同盟と弁護団は、ただちに記者会見をおこない、「暫定滑走路認可取消請求に対する棄却判決を弾劾する」声明を発表しました。

 記者会見の最初に原告代表の北原鉱治事務局長が発言。が「あれが、裁判か!この裁判は7年間闘ってきました。そもそも私たち反対同盟は42年間、人間としての専厳をかけ闘ってきました。今日の判決は、人間性とか人道性とかを全く感じられない、空港会社よりの一方的な判決で全く許せません。深い憤りを感じています。一資本家のためにすべてを犠牲にするこの空港建設は根本から間違っています。我々は命ある限り闘います」と決意を明らかにしました。               
 反対同盟事務局の伊藤信晴さんが弾劾声明を読み上げ、葉山・一瀬両弁護士から今日の判決の反動性、違法性が詳細に説明されました。そして控訴して闘う方針を発表しました。
 反対同盟法対部長の鈴木幸司さんは「裁判の過程でも空港会社側は『航空行政にかかわっていた者として申し訳ない』などどペテンを弄しているが、そんなことですむ問題ではない。命をかけて生活しているんだ。絶対に許せない」と表明しました。
 判決への弾劾とあわせて、先に全国集会が開かれた畑に隣接する監視台の撤去の申し入れを、千葉県公安委員会に行ったことを発表しました。

(弾劾声明・PDFファイル79KB)

(監視台撤去の申し入れ・PDFファイル82KB)

  

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