●PAC3ミサイルの習志野駐屯地搬入強行を弾劾する

――深夜5時間の抗議行動闘われる


習志野駐屯地正門に向かうPAC3を載せるための台車トレーラー(午前3時すぎ)

■11月29日午前3時すぎ、千葉県船橋市・習志野市の習志野駐屯地に、パトリオット3(PAC)ミサイルの搬入が強行されました。これに対して緊急闘争を闘った仲間から報告が入りました。

-----------------------------------------------------------------
■「11月29日未明にPAC3配備!」の情報が、「パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会」を中心とする反対運動のネットワークに流されました。PAC3は愛知県小牧の三菱重工業で製造され、そこから運搬されます。前夜10時頃から80名ほどの人々が習志野駐屯地に集まりました。
■午前1時過ぎに機動隊1個大隊約300人が駐屯地の中に入り、午前2時過ぎから、暴力的な排除を始めました。緊急闘争に集まった労働者市民は、肉弾でこれに抵抗し、もみ合いとなり、現場は騒然となりました。

機動隊の排除攻撃と闘う緊急闘争参加者(11月29日午前2時ころ)

■この直後、街宣車3台を含む右翼の車両が姿を現して、闘争妨害を試みましたが、人々はこれをはね返しました。右翼は「日の丸」とともに、何と「パトリオットミサイル歓迎」なる横断幕を掲げて妨害を試みたのです。
■午前3時すぎ、パトリオットの台車になる大型トレーラー5台が、地響きをたてて正門前に近づくと、人々は口々に「パトリオット配備やめろ」「強行搬入を阻止するぞ!」「機動隊は帰れ!」などの激しいシュプレヒコールをたたきつけ、抗議行動をやり抜きました。

抗議集会。マイクを握るのは井村弘子さん(「市東さんの農地取り上げに反対する会」共同代表)−(午前2時30分ころ)
----------------------------------------------------------------
■なお、11月21日に千葉市で行われた「国民保護共同演習」には成田市消防本部の警備防災課から7人が参加していた事実が明らかになりました。県庁対策本部に1名、千葉市対策本部に1名、海浜幕張駅に3名、千葉港に2名の計7人と、演習全体に参加していたのです。強く弾劾します。

  

カテゴリーにもどる