●08年へ団結も固く

――150名の結集で現地闘争を打ち抜く


08年勝利へ意気高くデモ行進
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■12月15日、三里塚現地において、「新誘導路の深夜工事許すな」「北延伸攻撃粉砕」「暫定滑走路閉鎖」を掲げた2007年最後の現地闘争が闘われ、150人の労農学が結集して07年の前進を確認する闘いをやりぬきました。

■集会ではまず北原鉱治事務局長が、「この1年、裁判をめぐる闘いが焦点だった。来年も闘って闘って市東さんを守り抜こう」と提起した。そして内外情勢について触れ「今の政治を変えなければならない。若者の未来、地球の平和と生存のために、三里塚に青春をかけた諸君の決起を訴えたい」と訴え、「この前進の上に2008年がんんばろう」としめくくりました。
■つづいて本部役員の鈴木幸司さんが、「市東さんの問題は市東さん一人の問題ではないし、三里塚だけの問題でもない。私も私自身の問題として先頭で闘う」「みなさん共に決起しよう」と奮起を促しました。
■緊迫する現地情勢の報告を萩原進事務局次長が行いました。「今日の集会は、今強まっている3500メートル化攻撃と対決する集会です」とまず提起しました。そして、新誘導路工事が昼間だけでなく、深夜に強行されている現実を弾劾して、怒りを訴えました。そして、最も重要な闘いとして市東孝雄さんの農地を守る運動を提起し「市東さんの闘いを大きく大きく守る運動を強化しよう」と呼びかけ「新たな強制収用ともいうべき攻撃に対して『来るなら来い』という強力な運動を作ることで粉砕できる」「07年につかみとった勝利の手ごたえを08年大きく血肉化しよう」としめくくりました。
 参加者は大きな拍手と歓声で応えました。
■市東孝雄さんが、市東さん運動の1年をひとつひとつ振り返って07年を総括しました。「反対する会の運動をはじめ、支援の運動は心強い」「父は強制収用と闘い畑を守ってきた。私は農地法による不当な攻撃と闘い、畑を守る」と発言し、「農民たたき出しのためだけに行われている新誘導路工事に対決ともに闘おう」と呼びかけました。
■支援団体からの発言で動労千葉の田中康宏委員長がマイクを取り「市東さんの農地を守る闘いは反対同盟の下に労働者と農民がどれだけ団結できるか、その双肩にかかっている」と強調し、11・4全国労働者集会の大成功を報告する中で、「職場生産点での勝利の上に闘いの前進もある。改憲を阻止するために08年進撃しよう」と訴えると会場からは歓声が上がりました。
■関西実行委員会の松原康彦さんは「現在進行する農業破壊に真っ向から対決して決起しているのが市東さんの闘い」「アジア・ゲートウェイ構想と称する侵略政策に対して、はね返す反対同盟の闘いの中に戦争を阻止する道がある」「関西実行委は08年、三里塚をさらに多くの人に知ってもらうための闘いを展開します」と決意を明らかにしました。遠く関西から何度もかけつけてくれる関西実行委員会の奮闘に、反対同盟をはじめ、感謝の拍手を送りました。
■発言はこの他、都政を革新する会の北島邦彦杉並区議、部落解放同盟全国連合会、福岡・築港日雇労働組合とつづき敷地内を縦断するデモに出発しました。
■東峰区では、何と、集会・デモ中も新誘導路の工事が強行されています。デモ隊はこれらの工事に肉薄する勢いで行進を貫徹し、08年を、さらに力強く闘う決意をつきつけました。
■行動はこの後、警察・私服刑事車両による市東さんの生活と反対同盟宣伝カー監視の実態を告発する記者会見を行い、午後4時からは恒例の団結忘年会で今年一年の闘いを振り返りながら、語り合いました。記者会見と忘年会については明日以降報告します。


決意表明する動労千葉・田中委員長


新誘導路工事への怒りをたたきつけた

  

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  • 緊迫の現地攻防