労農連帯の新たな展望を切り開いた3・30全国集会

■3・30全国総決起集会は、2002年4・14集会以来の1520人という大結集を実現して成功しました。特に、日本とオーストラリア、日本と韓国などで進められているFTA(自由貿易協定)交渉について、「農民への攻撃であると同時に労働者への攻撃であり、労農共通の課題だ」という共通認識の下、闘いに取り組みことを確認したことが、労農連帯の新段階を展望するものとなりました。

■鈴木幸司さん、北原鉱治事務局長が三里塚42年の闘いの勝利性を確認しました。萩原進事務局次長は、「政府・空港会社は、非常識極まりないやり方で攻撃をしてきている。その最たるものが市東孝雄さんへの農地強奪の攻撃だ。この攻撃は、最後は強制執行にいきつく重大なものだ。だから、強制執行を許さない体制を権力に先がけて作ろう」と訴えました。
■市東さんは「私は1億8千万円で心は売らない」ときっぱり言い切り、圧倒的な拍手を浴びました。
■集会では、動労千葉を先頭にしつつ、教育労働者、全逓労働者など闘う労働者の戦闘的な発言があいつぎました。その一方、関西実行委員会から永井満代表ら3人が「なんとしても三里塚に連帯する」旨アピールし、市東さんの農地取り上げに反対する会も市東さんとともに登壇し、運動の広がりを示しました。
■学生や青年労働者からの元気はつらつとした発言もあいつぎました。
■3・30集会は、2009年度に迫る北延伸の開業、新誘導路工事、「年間飛行回数30万回化」、暫定滑走路の3500メートル化攻撃に全力で反撃する橋頭堡を築いたのです。集会では6・8緊急現地闘争への決起が確認されました。秋は10月5日に、今度こそ3000人を結集した全国集会を実現しようと、アピールしました。

  

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