●「組織犯罪対策取締法」弾圧―三里塚闘争破壊・闘う拠点破壊攻撃を弾劾する


組対法制定反対をかかげたデモ行進(2006年11月23日)

 5月13日、国家権力(千葉県警・福岡県警)は、革労協(革命的労働者協会)に対して「組織犯罪対策取締法」を適用し、7名の仲間を不当逮捕した。同時に3・30三里塚全国集会のデモ弾圧(福日労2名の現場逮捕)を獄内外貫いた闘いで木っ端微塵に粉砕されたにもかかわらず、再度同じ「公務執行妨害」で2名を令状逮捕した。そしてこの不当逮捕・不当家宅捜索(全国10ヶ所)に抗議する現地で闘う女性「障害者」に対し「公妨」をデッチあげて暴行し逮捕した。政治党派に対する初の「組対法」適用など今回の治安弾圧は、43年にわたり反対同盟を先頭として非妥協・実力闘争で闘う三里塚闘争及び組織の解体を狙って、全ての闘う勢力に対してかけられた前代未聞の政治的大弾圧である。われわれ三里塚闘争支援連絡会議は今回のデッチあげ弾圧を、満身の怒りを込めて弾劾する。
 一連の攻撃は段階を画する破防法型組織絶滅弾圧であり、戦争への突入と一体のサミット弾圧である。三里塚決戦の爆発を封じる攻撃である。
 福岡県警による「組織犯罪対策取締法」のデッチあげは、〈差別糾弾・共闘共生〉を掲げ、三里塚闘争と連帯して闘っている「大宰府共同作業所・つどいの家」の「障害者」、介護者に狙いをさだめた攻撃である。政府・厚労省と福岡県行政は、戦時「障害者」虐殺法として一昨年成立した「障害者自立支援法」をもって、すべての共同作業所を「障害者」に機能訓練や社会適応訓練などを強制する「地域活動支援センター」という名の施設に作り変えようとしている。「つどいの家」は、大宰府行政の「糾弾と言わないなら金を出す」「補助金が欲しいなら自立支援法に従え」なる脅しに屈することなく対決してきた。本年ついに大宰府市は、補助金打ち切りの暴挙を強行した。「つどいの家」の仲間たちは「『障害者』が地域で生き、団結する場としての共同作業所を守りぬく」と宣言し、“金のために闘いを売らない”と闘いぬいてきた。この闘いと団結に憎悪を燃やす国家権力は、〈24時間・365日の介護を闘いつつ共闘共生を闘う「障害者」と介護者〉を「詐欺」だ「加害者」だとキャンペーンし、かってない、闘う「障害者」弾圧に踏み込んだ。大量の「障害者」「病者」虐殺に道を開くこの「組対法」弾圧を絶対に許してはならない。
 また2波にわたる3・30デッチあげ公妨弾圧も、これまでにないデタラメな不当逮捕の乱発であり、43年経っても成田(=三里塚)空港の建設が阻止され、未だ完成のめども立たずに追い詰められている政府・国家権力のあせりの姿にほかならない。「暫定滑走路」を危険と大騒音を撒き散らして強行運用し続け、さらに北延伸・南延伸を目論む政府・成田空港会社の理不尽な攻撃を敢然と跳ね返す。市東さんに対する「農地法による農地取り上げ」という前代未聞の攻撃を断固として粉砕する。市東さんの農地に手をかけてこようものなら「逮捕・流血を恐れぬ闘い」で粉砕し、天神峰現闘本部・一坪共有地などの現地拠点を断固守り抜く。支援連はこの闘いの先頭に立ち空港廃港まで闘いぬくことを宣言する。
   2008年5月17日
                            三里塚闘争支援連絡会議

  

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