●30万回、24時間化、3500メートル化のための成田国際空港推進議員連盟設立を弾劾する

■6月4日、成田空港利権推進派は、二階俊博・総務会長を会長とする自由民主党成田国際空港推進議員連盟を発足させました。幹事長に林幹雄筆頭副幹事長、事務局長に梶山弘志副幹事長をすえています。
■6月4日の設立総会では、出席議員から農民・住民の生活を無視した成田空港の拡大・拡張を求める意見が出されました。「年間30万回化」拡大、「24時間運用」「交通アクセス(新高速鉄道など)」「空域の拡大(横田、百里)」などをテーマに議論を重ね、提言をまとめていく、としています。



■この「議員連盟」の実態は、千葉県選出の国会議員が成田利権の保持を求めて、羽田への航空需要の移行に歯止めをかける、との私利私欲に基づくものです。同じ思惑で、堂本暁子・千葉県知事は「成田空港の応援団ができたことは、うれしいこと」と歓迎し、小泉一成成田市長は「成田空港の応援団ができたことを心強く受け止めている」と話しています。
■しかし、こうした利権亡者(もうじゃ)どもの成田空港拡張政策によって、現在ですらいちじるしい環境破壊を強いられている上に、さらにいっそう生活が破壊される三里塚農民や周辺住民はたまったものではありません。
■私たちは、以上のような思惑をもった「議員連盟発足」を弾劾するとともに、農民無視・住民排除の空港拡張攻撃を絶対に許しません。地域住民と連携して大きな怒りのうねりを作っていきます。

  

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