●7・27現地闘争を意気高く闘う

――「今年前半、われわれは攻勢的に闘った」

7・27デモ
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■7月27日午前10時、成田市東峰の萩原進事務局次長の畑で、「暫定滑走路北延伸阻止、市東さんの農地を守れ」のスローガンを掲げて現地闘争を闘いました。真夏の暑さの中、90人の労農学市民がかけつけてくれました。

■冒頭の発言で、北原事務局長は1970年7月に、自らが命をかけた仮処分阻止の地下壕戦を振り返り、「この地下壕はベトナムに通じる、との思いで闘った」「43年の闘いがあったからこそ今日の不抜の陣形がある」「勝利の日まで闘おう」とこの秋への号令を発しました。
■農地強奪攻撃と闘う天神峰の市東孝雄さんは、「国道51号線の付け替えトンネルが開通した。秋には私たち用地内に攻撃が来るだろう。みなさんとともに新たなる力を携えて闘っていきます」と簡潔な決意表明。
■つづいて、労働組合・住民団体の発言に移り、 動労千葉の繁沢敬一副委員長が「成田空港の地盤沈下は明白。農民や魚民のひとたちなど、食べ物を生産する人びとが生きられないこの世の中はわれわれの世の中ではない」「動労千葉は平成採を獲得した」「労農合流して闘おう」と発言しました。
■最後に事務局次長の萩原進さんが、「今年前半われわれは攻勢的に闘いぬいた。『こんな世の中にだれがした』と全世界で立ちあがりつつある人びとと連帯するために、大上段から三里塚の闘いを訴えよう」「北原さんが振り返ったような命がけの地下壕戦を何度も闘いぬいたから今日がある。3度目、4度目の強制収用を粉砕した」「三里塚と動労千葉は一体だ。動労千葉があったから今日の三里塚があり、三里塚があったからこそ動労千葉も闘いぬいている」「労働者の決起と結び、全国の農民を組織しよう」と力強く訴え、10月全国集会への結集を呼びかけました。
■反対同盟を先頭にデモに出発。機動隊と私服刑事が弾圧と規制をはね返して、東峰部落を通り、開拓組合道路まで炎天下のデモを貫徹しました。
■午後からは九十九里海岸の海の家に集合し、「団結海辺の集い」を楽しみました。しばし激闘を離れ、バーベキューとビールで歓談、団結と親睦を深めました。最後に全員で反対同盟の歌を大合唱した後、婦人行動隊の鈴木いとさんが「今日はほがらかな一日を過ごしました。明日からまたがんばりましょう。来年もまた会いましょう」と閉会のあいさつを行いしめくくりました。


カンパイ!

  

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