明日、10・5集会に全国から結集しよう

――9・30農地強奪阻止行政訴訟の報告会における萩原事務局次長の発言
■本当に連日闘争と言っていいほど、今月は大変な月だったと思います。自分もこの千葉に何回となく足を運んできましたけども、その都度勝利感に満ちて帰ることができて、すごく充実した1カ月だったと思います。 ■皆さんが言われている中山の暴言というのは、突然現れた訳じゃない。安倍、福田が政権を投げ出したけど、農林水産大臣などは、自殺した松岡をはじめ4人辞任してるんですよ。何年もの間、任期を全うした農林大臣はいない。今度の石破なんか、全然農業問題を分かっちゃいない。

■今マスコミでは、自民党か民主党か、政権はどうなんだという形で言われてますけども、どっちが政権取ったって同じなんだ。この壁をやっぱりぶち破らなければダメじゃないのか。どちらが支配者になったって人民を苦しめるのは同じものなんだ、そういうことを踏まえて闘いを挑んでいかなくちゃならない。
■問題は阿部や福田という総理大臣では、もう持たないということ。もっともっと右から強権的に支配しなくちゃならんというところに支配者が来たんだ。だから中山の発言なんていうのは至極当然な発言なんですよ。正直な話なんですよ。他の閣僚にしたってそうだ。総選挙が控えているから、ちょっと待て、鎧の下に隠せと。私たちはそこを突いていく必要があるんじゃないのか。選挙で勝てばいい、更迭すれば良いという話じゃないんだ。やっぱり打倒しなくちゃならんということです。
■そこで裁判闘争の問題、市東さんの問題ですが、今、本当に分かりやすい話として話すことができる。三里塚闘争は見返りが欲しいだとか、ごね得だとか教育問題云々と言っているけど、市東さんはごね得でやっている訳じゃありませんよ、誰が見たって分かるでしょ。反対同盟はみんなそうですよ。42年間からだを張って、血を流してやってきてんだ。こういうことを本当に広く大衆的に知らせていくことができる。

 来るなら来い

■一方で、現地的には10月11日で、彼らは市東さんの農地を明け渡せと言ってくるだろう。「来るなら来い」ということを10月5日の集会で大きく旗を揚げて宣言し、闘う。あらゆる階層の人たちがデモ・集会に集まり、三里塚を席巻するような状況を作っていく必要がある。
 そのことを物語ったのがこの間の現闘本部の裁判闘争じゃないですか。やっぱりあそこでひとつデモをやることによって、向こう(裁判所)が震え上がったんですよ。裁判の内容もぎゅうぎゅうに煮詰まってきた状況の中で、向こうも一生懸命裁判戦術を考えた。我々も考えてそれが激突したんですよ。その結果がどうですか、やっぱり。我々が勝ったでしょ。ああいう闘いが必要なんですよね。
 市東さんとの闘いを焦点にして、一方で大衆的な運動を作りながら、現地においては実力を持って闘い抜く、そういう核を作ってね、拡大していくと。そういうことをやっていこうではありませんか。そのためにもやっぱり関西から来たり群馬から来たり、あるいは九州の方から来ていただいているわけですから、これをもう一度全国に返していく。本当に市東さんの頑張りで、そういう闘いができる土俵があるんです。10・5全国集会をそのような集会にしていきたいと思います。

  

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