市東孝雄さんへの新たな農地強奪攻撃ゆるすな

10月12日を過ぎ、いつでも新提訴が可能に
――「反対同盟は臨戦態勢に入る」


白わくで囲んだ畑(ABC)が市東さんが90年間耕作してきた農地。AとCについて空港会社は「不法耕作地だ」とでっち上げて提訴した。BとDを「契約地だが、解約した」として、新たに明け渡しを求めて提訴しようとしている。ちなみにDについては、市東家では1度も耕したことがない
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■暫定滑走路の誘導路を「へ」の字に曲げている市東孝雄さんの畑について、明け渡しを求める空港会社の新たな提訴が策動されています。現在争われている耕作権裁判では、写真のAとCの畑を「不法耕作だ」でっち上げて、「明け渡し」を求めています。BとDは「契約地だ」としていますが、Dについて、市東家は90年間1度も耕したことがなく、それを「契約地」認定している空港会社側の根拠のデタラメさが、裁判の中であからさまに暴かれています。
■新たな提訴は、「契約地」とされるBとDについて、「明け渡し」を求めて起こされようとする訴訟です。民法で、農地のような収穫物のある土地については、「収穫期後1年たたないと提訴できない」という規定があり、今年の秋まで提訴自体が不可能でした。そのため、空港会社は2007年10月13日、市東さんに対し「2008年10月12日をもって契約を終了する」旨の通告を行なっていたのです。要するに「2008年10月12日が過ぎたら、新たな裁判を起こすぞ」という脅しです。
■このため、先の10・5集会では、市東さんへの新たな農地強奪提訴と徹底対決することを、市東さんの鮮明な決意表明を先頭に確認しました。10月13日以降、市東さんの畑に明け渡しを求めるカンバンを立てるなどの圧力を直接加えてくることも予想されています。
■反対同盟は、市東さんに対して何らかのアクションが起こされた瞬間、直ちに反撃に打って出ます。提訴に対しても新たな反撃に立ち上がります。全国のみなさんのさらなる支援を訴えます。「市東さんの農地取り上げに反対する会」への入会や、市東さんを支える運動の全国的な拡大にご協力をお願いします。

  

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