緊急現地闘争闘われる

■11月9日、三里塚闘争支援連絡会議主催の緊急現地闘争が闘いとられました。
■ 「10月17日の空港会社(NAA)による農地明け渡しの提訴を絶対に許さない」という怒りの決起として、85人が各地から結集し、市東さん宅に近い開拓道路から、市東さんの畑までデモ行進をおこないいました。
■デモに先立って、反対同盟からは、駆けつけた北原事務局長と太郎良陽一さんがあいさつ。北原事務局長は「反対同盟は責任を持って市東さんの農地を守ることをきっぱりと掲げる」と宣言。太郎良さんは「市東さんの闘いに応える実力闘争の闘いを三里塚42年の地平にかけてやりきろうではありませんか」と訴えました。

<北原事務局長のあいさつ>

 振り返ってみると、成田空港という一企業のために、堂本知事は農地取り上げを認めるという、とんでもない暴挙に出たわけです。そもそも堂本知事は、知事になる時に何を掲げて知事になったのか。環境問題を取り上げて、スローガンの中に掲げた。しかし成田空港の環境問題などは一切触れていない。これは絶対に許せません。県民は分かってますよ。千葉県民をだまして知事になったということです。  しかもご丁寧に、収用委員会を再建した。欺瞞的千葉県知事である。  市東孝雄さんの農地を今、不正によって奪おうとしている。古くから市東東市さん、市東孝雄さんと90年にわたる耕作が行われてきた。その土地を暴力によって奪おうとしている。43年間の闘いを振り返ってみると、そのたびに人道無視、人権無視があった。成田空港そのものは、絶対に国民のものではないということです。したがって43年間闘ってきたこと、全く正しかった。我々がいる限り、成田空港の完全空港というのは絶対にあり得ない。  市東孝雄さんの農地は3代に渡る農地ですから、当然、自分の権利になっているわけですよ。それをウソとペテンと違法で奪い取ろうとする。常識など一切ない。したがって、まさに闘う以外に市東さんには道がない、生きる道がないんです。  反対同盟は、責任を持って市東さんの農地を守ると、きっぱりと掲げなきゃいけない。そして譲れないものは絶対に譲らないという闘いを展開していこう。  そういう意味で、今日緊急にあなた方が集会とデモを行うことは全く素晴らしい。将来のために若い労働者学生諸君は、今何をやるべきか、ということをしっかりとつかんで、そして闘ってもらいたい。あんた方の未来のために三里塚闘争はあるんだ、未来を切りひらけるものとしてあるんだということをしっかりと確認して闘ってもらいたい。
  

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