２００９年決戦勝利へ
■新年明けましておめでとうございます。２００９年は昨年以上に激しい闘いの年となりますが、三里塚芝山連合空港反対同盟は、４４年目に入る闘いを、全力で推進していく覚悟です。ご支援・ご協力、よろしくお願い申し上げます。
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2009年01月 アーカイブ
2009年01月03日
2009年01月08日
●羽田再拡張による〃成田地盤沈下〃で焦る成田空港会社・地元利権団体
――成田暫定滑走路の３５００メートル化、３０万回化、２４時間運用への攻撃激化許すな！
１月４日付 産経新聞
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■羽田空港の第４滑走路が２０１０年１０月に開業する、と宣伝されています。経団連などの経済団体、東京都や神奈川県などの地元自治体は、羽田の国際線枠拡大を求めて激しい運動を進めており、国土交通省も容認する姿勢です。こうした動きを反映して、写真にあるように１月４日の産経新聞が大々的に羽田国際線化推進のキャンペーンをはりました。
■当初国交省は、羽田の再拡張による増便枠（１０万回）の配分について、国際線は３万回にとどめる方針で一致していました。しかもアジア近距離便に限定です。しかし、昨年、財界、東京都などの要求によって、成田が開いていない深夜・早朝の時間帯に、さらに３万回増やすことを決めました。計６万回です。この深夜の増便によって、アジア近距離便の制限も取り払われ、羽田―ロンドン便が決定し、羽田とフランスの定期便も決定しています。
2009年01月09日
●生活道路破壊トンネルによる営農妨害ゆるすな
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■昨年１１月１７日に強行された生活道路破壊トンネル開通によって、東峰住民の営農が深刻な被害を受けています。写真��を見てください。これは２００２年暫定滑走路が開業したときに造られた東峰トンネルですが、車道の脇にトラクター用の道路がしっかり併設されています（左側の穴がそれです）。これによって、危険な車道を通らずに畑に移動する手段が、「一応」は確保されているわけです。
■今回の生活道路破壊トンネルはどうでしょう。写真�△鮓�てください。車道のほかには狭い歩道があるだけで、トラクターが通れるようなスペースはありません。しかも急カーブ、急坂になっています。この道を通る以外に、毎年１０月全国集会おこなっている通称「清水の畑」にトラクターで移動する手段はありません。この約５０メートルのトンネルを含む３００メートルもの迂回道路を、一般の自動車に混じってトラクターを通行させようというのが、今回の生活道路破壊トンネル施工です。
2009年01月12日
●新年デモ、団結旗開きを盛大かつ戦闘的に打ち抜く（速報）
■1月１１日、三里塚新年デモ、団結旗開きをそれぞれ１２０人、１５０人の結集を得て行ない、２００９年の闘いのスタートをきりました。。
■新年デモは、東峰十字路北側の開拓組合道路から敷地内を横断して、現闘本部先の市東孝雄さんの畑まで。特に、デモコース途中の生活道路破壊トンネルで、参加者は怒りを倍加させました。
■成田市のレストラン「ハナマサ」に場所を移して団結旗開き。ここで、北原鉱治事務局長、萩原進事務局次長が２００９年の三里塚闘争の決戦方針を表明しました。（詳報後日）
■２００９年闘争宣言を以下に掲載します。
2009年01月13日
●新年デモで生活道路破壊トンネルを弾劾、旗開きで２００９年の戦闘宣言
■１月11日午前10時、東峰十字路北側の開拓組合道路を出発点に新年デモに決起しました。１２０人の首都圏の労農学が集結。すぐ南側には、新誘導路と暫定滑走路の接合地点が見え、約２�辰旅發気棒垢蠹擇�行なわれています。 滑走路には離着陸する航空機が頻繁に轟音をたてています。しかし、この開拓道路こそ国土交通省、空港会社、千葉県ののど元を絞め上げているのです。
2009年01月15日
２・３千葉地裁デモに結集を
―市東さんの土地取り上げ阻止・
農地死守裁判（第1回）傍聴闘争へ
■全国の皆さん、市東さんが親子３代９０年間にわたり、手塩にかけて耕作してきた農地の全面的強奪を狙った裁判が、2月3日から開始されます。
■昨年１２月１７日、成田空港会社（ＮＡＡ）は、市東さん宅前の畑および「はなれ」や集荷場や農機具小屋などの建物と、天神峰現闘北側の畑の2カ所に対して、全く不当にも農地法による「明け渡し請求」の裁判を起こしました。これは明らかに、土地収用法の破綻に代わる農地収用攻撃であり、絶対に許すことができません。
■「賃貸借契約の解約許可決定」取り消しを求めて堂本千葉県知事を訴えた行政訴訟と、「不法耕作をしている」とＮＡＡが一方的に決めつけて明け渡しを求めている耕作権裁判に続いて、市東さんの農地裁判は３件になります。
■この新たな農地強奪裁判の開始に対し、反対同盟は満身の怒りに燃えて、千葉地裁に向けたデモを行います。空港建設が４３年間にわたって阻止され、追いつめられたＮＡＡは、新誘導路建設や新高速鉄道建設など、２０１０年供用開始をうたって攻撃を強めています。今回の裁判もその一環です。
■千葉地裁に対して、農地強奪の尖兵化を許さない圧倒的なデモを！ 大傍聴闘争への結集をよろしくお願いします。
記
●千葉地裁デモ ２月３日（火）午前９時
千葉市中央公園集合（パルコ前。ＪＲ千葉駅から徒歩１０分）
●裁判傍聴闘争 午前10時千葉地裁前集合
★裁判は１１時開始ですが、傍聴券抽選のため、午前１０時までに地裁前に集合してください。なお法廷は４０５号です。
2009年01月19日
●各地の旗開きに参加し、０９年の奮闘を誓う
2009年01月20日
●三浦五郎さんの逝去を悼む
■ブログでの報道が遅くなりましたが、去る１月１４日７時３０分、反対同盟の本部役員として、一貫して空港反対闘争を闘ってこられた、三浦五郎さんが永眠されました。享年９６歳でした。
■家族、親類、近隣の方々をはじめ、全国から駆けつけた闘う仲間の皆さんが参列して、１６日にお通夜、１７日に告別式が、しめやかにとりおこなわれました。
■戦前から闘ってこられた三浦さんの存在は、私たち反対同盟員にとって大きな心の支えであり、悲しみに耐えませんが、故人の遺志を引き継いで、闘いの完全勝利をめざして進んでいきたいと思います。
市東さんの行政訴訟第６回口頭弁論（写真速報）
裁判の傍聴に駆けつけてくれた皆さん
群馬の青柳晃玄さんとしばし談笑
記者会見に臨む市東さんと弁護団
裁判報告会で発言する北原事務局長
2009年01月24日
●人民の砦を築こう
―１・２０裁判報告会・まとめの提起から（萩原進事務局次長）
代執行でとれないからと、農地法を引っ張り出して市東さんの農地を取ろうとしている。文字通り国家の体制をあげた攻撃として三里塚の裁判はあるんです。こういうことを絶対許すことできない。法律も道理もない。そしてその仕上げが代執行。ですから我々は代執行も迎え撃つという闘いを展開せざるをえない。
そのことを決意しながら、あまりにもひどい成田の裁判、あまりにも理屈がない、正義がない裁判だということを、全国に示していこう。そして多くの民衆の支持を獲得して、人民の砦を作って、万余の人民の力の中で代執行を迎え撃つ。我々が流血を持って闘うから市東さん見ていてくれと、そういう陣形を作っていこうじゃないかと訴えたい。
●新しい闘いを第一歩から
―１・２０裁判報告会・あいさつから（北原鉱治事務局長）
全国の農民が生きられるか否か、農地が勝手に奪われるどうか、ここにかかっている。ですから、もう一度第一歩から新しい闘いを作りましょう。
日本列島の農民の決起、これを私は呼びかけていきたい。労働者と農民と大衆も一般の人たちも含めて闘いぬく展望を作りつつ進んでいきたい。
●知事の決定は違法・無効―弁護団が全面展開
―市東さんの農地強奪阻止行政訴訟の第6回口頭弁論
■１月20日千葉地裁民事３部（堀内明裁判長）において、市東さんの農地強奪阻止行政訴訟の第6回口頭弁論がおこなわれました。09年最初の三里塚裁判に80名が結集し、傍聴闘争を闘いました。
■今回、弁護団は２つの陳述で詳細な憲法違反論を展開。「違憲というのは原告の独自の見解」と開き直る千葉県を圧倒しました。
2009年01月25日
●騒音地獄の拡大ゆるすな
――国、県、NAAら年間飛行回数３０万回化へ「４者協議」を強行
４者協議を報道する新聞各紙
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■２００９年の重大な攻撃として「年間飛行回数の３０万回化」にむけた攻撃が本格化してきました。１月２３日、国土交通省、千葉県、成田空港会社、地元９市町村（成田国際空港づくり推進会議を構成）によって「成田空港に関する４者協議会」（議長・堂本暁子知事）が成田市で開かれ、「３０万回化」を前提とした予測騒音コンターと「地域共生策」なるものの策定で合意したと言うのです。
2009年01月31日
●一坪共有地強奪の不当を暴く
元気に法廷に臨んだ
鈴木幸司さん、いとさん
■今回の裁判では「成田空港には高度の公共性が存在する」という千葉県の主張に対して、羽田空港国際化推進の実態や日本の航空政策の観点から、成田空港必要性の経済的根拠がなくなってきていること、さらに有事における軍事空港としての成田空港の実態を詳細に論証しました。
■また「空港会社に譲渡するため」に一坪共有地を取り上げようという、悪質な地上げ屋と同じことをやろうとしていること、そのための口実としている「千葉県新産業三角構想」にはなんらの公共性、合理性もなく、むしろ千葉県の財政逼迫（ひっぱく）の原因になっていることを明らかにしました。
■鈴木さんの一坪共有地取り上げは、正当な根拠のない絶対に許されないことなのです。
■鈴木さんの一坪裁判は、開始から2年を超えました。「民事訴訟は2年で決着をつけろ」という裁判迅速化の攻撃を打ち破り、ますます千葉県を追い詰める弁論を重ねています。 次回の口頭弁論は5月14日（木）10時30分からです。ぜひ傍聴にお集まり下さい。