2009年決戦勝利へ

■新年明けましておめでとうございます。2009年は昨年以上に激しい闘いの年となりますが、三里塚芝山連合空港反対同盟は、44年目に入る闘いを、全力で推進していく覚悟です。ご支援・ご協力、よろしくお願い申し上げます。

■政府・国土交通省、成田空港会社は、新年早々から「2010年に向け着実に進化する成田空港」(1月1日付『千葉日報』特集号)なるキャンペーンを開始しました。そこで森中小三郎・空港会社社長は、「空港容量の更なる拡大が必要と認識しております」と述べ「平行滑走路の2500m化(暫定滑走路の北延伸のこと)と成田新高速の完成を目指して整備を進め、空港能力の向上に努めてまいります」と、「2009年10月北延伸工事完成」に向けた攻撃の継続と強化を公言しました。

■このキャンペーンを掲載した千葉日報紙は、「着実に進化し続ける、”而立(じりつ)”した成田空港の飛躍がまた始まる」などと、空港会社の農民・住民追い出し攻撃を側面から支援しています。「将来は(年間飛行回数の)30万回も」として、地元9自治体で構成される「成田国際空港都市づくり推進会議」と一体となって、騒音地獄拡大による追い出し攻撃の”旗”を振っているのです。
■「北延伸開業」を1年後に控えた09年の闘いは、1970年代をも彷彿とさせる激突の過程となります。工事が野放図に進められ、天神峰・東峰現地の地形は日々、改変させられています。昨年11月17日に強行された生活道路のトンネル化によって、営農と生活の破壊がもたらされるのはこれからです。3月末からは深夜・早朝の飛行時間が延長されようとしています。成田新高速鉄道による「SKYGATEシティ」と称した利益誘導と世論操作の攻撃もいっそう強まります。
■市東孝雄同盟員に対する新たな裁判が2月3日から千葉地裁で始まります。私たちは「農地死守」の決意も新たに、この決戦の2009年を勝利しぬくべく、年頭に臨んでいます。
■目を転じれば、パレスチナ・ガザ地区へのイスラエルによる「ジェノサイド(大量虐殺)」が、年末・元旦を通して、数百人規模で強行されています。それは現在も続いています。金融大恐慌・経済危機による耐えがたい攻撃が失業・派遣切りという形で労働者に襲い掛かっているではありませんか。農民に対してもついに農地法改悪の攻撃が具体的に始まりました。「農地賃貸借の自由化」という内容で、通常国会に農地法改悪案が提出されようとしています。。
■労働者・農民が生きられない時代、それは二重三重のベールで覆われ、曇らされてきた「支配」の実態が、誰の目にも分かる形で暴露されることに他なりません。ここに大きな勝利の展望があります。
■私たちは44年目の三里塚の闘いを、6000万労働者、300万戸の農民、人民と連帯して、勝利をめざして前進します。共に闘いましょう。
 1月11日の新年デモ、団結旗開きにご参加下さい。

新年デモ 1月11日(日)午前10時 東峰十字路北側開拓組合道路
団結旗開き 1月11日(日)午後1時 バイキングレストラン「ハナマサ」 成田市並木町大久保台219−304 

  

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