●市東さんの農地死守裁判、第1回弁論闘いぬく

――千葉地裁包囲のデモと圧倒的な意見陳述

■市東孝雄さんに対する土地取り上げ・農地死守裁判の第1回弁論が千葉地裁で闘われました。弁論では市東さん自身の本人陳述が行なわれ、法廷を圧倒しました。市東さんは「これは農地の賃貸借の解約というものではなく、空港用地のための土地収用です」「農地法違反を重ねる空港会社に提訴する資格はありません」「労働者にとっての職場、農民にとっての農地を奪って、どうして社会が成り立つでしょうか」と10分以上にわたって空港会社の提訴を弾劾し、法廷を圧倒しました。

■弁護団と空港会社の応酬では、「市東さんとの賃貸借契約締結の時期が訴状には書かれていないがいつなのか」との問いに「書いてあるはずですけど」と空港会社。「書かれてないじゃないですか」と畳み込まれると絶句。藤崎政吉、岩沢和行から市東さんの畑の底地を取得した時期自体を偽っていたわけですから、答えられるはずがないのです。その結果、言葉につまったのです。
■傍聴団も萩原富夫さんの退廷をはねのけて、市東さん、弁護団と共に闘いました。
■記者会見、報告会は、圧倒的な勝利感のもとで行なわれました。


■弁論に先立って、千葉市中央公園で150人の結集で集会を行い、「決戦中の決戦が始まった」と確認しました。そして千葉地裁を包囲するデモ行進を貫徹し、市民との合流を果たしました。


■2月3日に始まった裁判は、現闘本部先の畑のみならず、家の前の畑、作業場、離れを強奪しようとするものです。今回、市東さん側は、別々に起こされている両方の畑の裁判の併合と別件の行政訴訟との併合を申し立てたため、次回弁論の日程は決まっていません。
■市東さんの農地を守る闘いは文字通りの正念場に入っています。2月16日の市東さん耕作権裁判に結集して下さい。午前10時30分、千葉地裁です。

  

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