●石毛博道らによる「歴史伝承館」策動許すな

――「三里塚闘争は過去の歴史」として現在の闘いを抹殺しようとする破壊攻撃


円卓会議の最終回、壇上で握手する
石毛(右)と亀井静香運輸大臣(当時)
■元熱田派の石毛博道らと成田シンポ・円卓会議を推進した「地域振興連絡協議会」が、「成田空港の建設史を後世に残す歴史伝承館」なるものを計画していることが報道されました(2月12日 朝日新聞千葉版)。断じて許すことはできません。
■三里塚闘争が政府・国土交通省、空港会社による暫定滑走路の北延伸攻撃を打ち破って、大きく飛躍しようとしている時に、現在の三里塚闘争を否定するために、過去の闘いを昔話のネタにし、伝承の対象にしようとしているのです。

■費用はすべて空港会社から出る、というのですから、正体は推して知るべしです。「三里塚闘争を後世に残す」というのでもなく「成田空港の建設史を後世に残す」としている点でも、狙いは明白です。
■この先頭に、元熱田派事務局長・石毛博道が立っています。シンポ・円卓会議を推進した元熱田派の中でも、最も悪質な役割を果たしてきた輩です。「今後滑走路の新設にあたっては、地権者との合意を前提とする」という円卓会議の最終所見での「確約」を踏み破って、2002年に暫定滑走路の開業が強行されました。この時石毛は、政府・空港公団(当時)に円卓会議の最終所見の順守を要求するどころか、逆に反対同盟に対して、「成田問題は社会的に解決したのに、いつまでも闘争を続けるほうが悪い」と、本末転倒の非難を行った闘争破壊分子です。
■私たちは、三里塚闘争を伝承の対象にし、現実の闘いを破壊しようとする歴史伝承館策動を許しません。

  

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