―３・２９全国集会に総決起しよう��
―三里塚から訴える（１･１１旗開きの萩原進事務局次長提起から）
今日の情勢は、確実に手の届く現実の世界の中で急展開しています。
アメリカに発した恐慌が、ほんの２、３ヶ月の間で全世界を駆けめぐって、２兆円を上回る利益を出していたあのトヨタが、１年で赤字に転落した。どんなマジシャンだってこんなことできないですよね。私は「トヨタをぶっつぶせ」と言ってきましたけど、先にギブアップされたら困るんです。まだまだ追い打ちをかける、そのような闘いを展開したい。
資本主義は文字通り出口がなくなった。新自由主義政策やグローバリゼーションなど、いろいろな政策をとってやってきましたけど、皆破産した。その結果が今日、こういう形で表れた。しかも一国ではなくて、全世界同時に、広く表面化した。「資本主義の終わりが今始まったんだ」と認識していいんじゃないかと思います。
であるならば、我々はどういう形で闘いを組んでいくのか。生き延びるために支配階級も、露骨で過激な攻撃をかけてくるだろう。しかし余裕をもって我々に襲いかかってくるのかと言ったら、決してそうじゃない。４３年間闘いぬいた成果が、ひとつひとつではあるけども表れてきているからです。
■生きること＝闘うこと
銀行が軒並み破綻しそうになった時、政府は「銀行が潰れたら日本の経済はガタガタになる、労働者は明日から食べていけませんよ」と言った。しかしそうじゃないんですよ。こんなものにすがっていたら、これまでをもっと上回る規模で労働者は死地に追い込められる。文字通り我々の決起が本当に問われてるんですね。
ですから安易な妥協をしてはならない、安易な方針を出しちゃいけない。やっぱり原則にのっとって、闘い抜いていかなければならないと思います。それが４３年間の教訓だと思います。
〒286-0111 （連絡先） 事務局長・北原鉱治 成田市三里塚115