未来を作る第1歩を

―3・20労働者集会(渋谷デモ)で北原事務局長が檄

 全国から集まられました皆さん。今日はイラク反戦3・20全国集会がここでもたれておりますけども、我々の将来を展望するような日です。あらたな第1歩を踏み出す集会であってほしいと考えております。
 三里塚闘争は43年間にわたり全国の労働者、農民、学生と連帯して戦ってまいりました。本集会は全国の人々が決起すべき集会としてもたれていると私は思っております。

 今日、日本の将来の展望について夢を描くことができるでしょうか。生きるためにどう自分が闘うか、他力本願ではダメです。自分自身が動かない限り、将来の展望、未来も見えないという時代に入りました。全く無責任なデタラメきわまりない政治が行われております。労働者が機械を運転する、生命の糧である食料を農民が作れば、現在のような政治は要らない。だからみんなが、一人一人が決起するということは、大きな連帯を作るということです。
 私の青春時代は第2次大戦のさなかで、戦争に明け暮れました。明日死ぬか、今日死ぬか。時代が変わったとはいえ、今の若い世代の皆さんもそういう中に置かれております。これを自分たちが防ぐために一人一人が動かない限り、世の中は変わらない。世の中を変えよう、その決意を持って私たちは43年間闘ってまいりました。
 三里塚闘争は未来を作るために闘います。こんな政治はもう要らない。ここに集まった人たちが政治を作ればいい。搾取されない時代を作りましょう。
 3・29三里塚全国集会を開催します。多くの労働者、農民、漁民が決起する第1歩として闘いぬきます。ぜひとも皆さん方の参加をお願いします。ともに闘いましょう。


  

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