天神峰現闘本部裁判

2009年06月25日

●証拠調べの打ち切り徹底弾劾(現闘本部裁判)

―仲戸川裁判長の反動訴訟指揮は絶対に許せない!
―足利事件を省みない事実無視の暴挙
―7・5現地集会の爆発で怒りの反撃を


裁判後、即座に仲戸川裁判長の暴挙に対する弾劾決起集会

鈴木謙太郎さんの司会のもと、怒りの言葉を述べる北原鉱治事務局長と
萩原進事務局次長

弁護団からマスコミと傍聴者に闘いの報告

■6月25日、千葉地裁601号法廷で天神峰現闘本部裁判が開かれました。80人が裁判闘争に駆けつけ傍聴席を埋め尽くす中、萩原進事務局次長の証言を軸に、石橋恵美子証人の陳述書を全面的にくつがえす詳細な立証をおこないました。
■前回の北原証言、そして本日の証言に踏まえて、弁護団はあらためて、石橋恵美子氏の再喚問と現闘本部の実地検証、それに空港会社に対する文書提出命令の申し立てをおこないました。
■弁護団のまっとうな、熱気あふれる申し立ての前に仲戸川裁判長もその場で判断することができず、10分間におよぶ合議をせざるをえませんでした。
■しかし、再度法廷にあらわれた仲戸川裁判長が口にした言葉は、「再喚問も実地検証もおこなわない。証拠調べを打ち切る」というものでした。「ふざけるな!」ヤジと怒号がこだまする中、弁護団は「なぜ打ち切るのか」と理由を求めました。それに対して仲戸川裁判長は「(最終)弁論をする気がないなら結審しますよ」というとんでもない言辞を述べ、かたくなに証拠調べを打ち切ったのです。
■断じて許すことはできません。反対同盟は裁判終了後、即座に弾劾決起集会を開き、徹底的に闘うことをマスコミと傍聴者の前に宣言しました。7・5現地闘争を仲戸川裁判長弾劾の集会としても位置づけ、大結集を勝ち取りたいと思います。
■次回、最終弁論は11月12日です。夏から秋にかけた北延伸前倒し供用開始の攻撃と一体の攻防です。反動裁判を怒りのバネにして、全国の皆さんとともに闘いたいと思います。7・5現地闘争への圧倒的な参加をお願いします。
(詳報後日)

2009年03月03日

●ビデオリンクによる証人隠しを粉砕しよう

―3・12千葉地裁デモ-天神峰現闘本部裁判傍聴闘争へ

 全国の闘う仲間の皆さん! 昨年の9月25日以来中断していた天神峰現闘本部裁判が、3月12日に再開されます。 
 しかしながら今回の再開は、仲戸川裁判長自身に対する「忌避」が特別抗告中で、まだ最終決定も出ていない時に、一方的に期日指定してきたものです。しかも、度重なる現闘本部建物の実地検証申し立てを無視して、証人調べを行うとまで言っています。弁護団はこれに抗議して別の期日を申し立てたましたが、12日に強行しようとしています。
 
 ビデオリンクによる証人尋問は認められない

 その上、石橋恵美子証人については「ビデオリンク」で尋問をやろうとしているのです。ビデオリンク方式とは、証人を尋問する際に、証人を法廷外の別室に召還し、映像と音声をモニターできる装置を用いて法廷から尋問する方法です。NAAは申し立てた理由を「傍聴人等により精神的な平穏が害される恐れがある…」などとしています。しかし、これはデタラメきわまりない口実です。証言が偽りないものであればビデオではなく出廷できるはずです。
 ビデオによる証人尋問は明らかに証人隠しであり公開裁判の否定です。証言を密室で誘導し偽証しようとするものです。前代未聞のビデオによる証人尋問など絶対に認めることはできません。

 仲戸川裁判長の訴訟指揮は断じて許せません。反対同盟は、司法反動、反対同盟つぶしと真っ向から闘います。裁判に先立ち、千葉地裁に向けた怒りのデモに決起します。全力での結集を呼びかけます。 

                 記
千葉地裁デモ 午前9時集合 葭川公園(千葉パルコ横・
モノレール下、JR千葉駅より徒歩10分)
天神峰現闘本部裁判傍聴闘争 午前10時
   千葉地裁405号法廷
 ★なお、裁判は10時30分からですが、デモ終了後
 10時までに地裁前に集合してください。

2008年09月28日

●仲戸川裁判長に法をつかさどる資格はない


実地検証要求を掲げて裁判の前に千葉市内をデモ行進
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■9月25日の天神峰現闘本部裁判再開第2回口頭弁論は、裁判所と国家権力が一体となった傍聴闘争妨害・不当逮捕への怒りが法廷に充満する中、開廷しました。まず葉山弁護士が仲戸川裁判長の責任を追及。「不当に公務執行妨害で逮捕。ほかにも眼鏡を壊され、萩原事務局次長は怪我をさせられている。これは予防的に機動隊を配置した裁判所に一切の責任がある。厳重に抗議する。裁判長はどう考えているのか」と問いただすと、仲戸川裁判長は「裁判所は答える立場にない」と開き直ったのです。傍聴人の怒りは一気に爆発、弁護団も「裁判長が警備を呼んだ。これが問題」「被告を逮捕させておいて公正裁判が出来るのか」と、仲戸川裁判長に迫りました。

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 天神峰現闘本部裁判(千葉地裁)  1966年に反対同盟が建設した現地闘争本部建物の撤去を求めて空港会社(NAA)が起こした裁判。「へ」の字に曲がった誘導路を直線にすることが空港会社の目的です。  しかし反対同盟には「地上権」があります。正当に使い続ける権利をもっています。この当然の権利が国策によって奪われることを許さないための裁判闘争です。