Home > 矛盾空港の廃港こそ正義

矛盾空港の廃港こそ正義

  • Posted by: doumei
  • 2010年3月30日 23:51

p100328_9.jpg 「三里塚は勝っている。正義があるから闘えるんです。成田空港の軍事使用の問題、農地を破壊し、農民をたたき出すことは許さない。それには全国の人たちとともに、この矛盾空港を廃港にする以外にない。それは闘いによって勝ちとるしかない。その先頭をきって反対同盟は闘う。何も恐れることはない。今日を新たな戦いの始まりの日として位置付けています。ともにがんばりましょう。勝利しましょう。」
 

p100328_10.jpg主催者挨拶(3・28全国集会) 

北原鉱治事務局長

 三里塚闘争も足かけ44年を迎えることになりました。壇上から皆さんの顔を拝見すると、よくこの寒いのに集まってくれたと、まず感謝します。
 成田空港の現状ををご覧ください。こんな世の中で日本の未来が、とりわけ若い労働者学生諸君の未来があるのか。大学は未来を背負う青年の交流の場、未来を語る自由の広場です。それが、いわれないの罪名を押し付け、「闘ったから検挙する」と言う。こういう世の中で、これからの若い労働者学生の未来はあるのだろうか。これを考えたときに、若い人が決起して闘わなければ、未来の展望は開けない。何をすべきか。一人ひとりが立ち上がり、決起して、行動することです。それが今日の集会です。連帯の責任を持って、若い者の未来を作るために三里塚闘争は闘ってきている。  

p100328_12.jpg

 なぜ43年間も国際空港ができないのか。それだけ問題があるということです。今から30年以上前に3本の滑走路ができて、完全空港になって開港するつもりだった。未だできていない。未完の空港として、成田国際空港はあるんですよ。
 この矛盾空港は、有事の際には、米軍の基地として使われるんです。有事という言葉は、拡大解釈すれば、どのようにでも使えるわけですね。「アジアを防衛するために、日本を守るために」と言って、成田空港は、有事の際に50万の米兵が駐留すると言っているわけです。50万の米軍が、危険空港・米軍基地・自衛隊基地、港湾すべて自由使用するわけですよ。一体何を意味して成田空港を造るというのか。造られてきたのかということです。 

p100328_11.jpg

 最近に至って、皆さん方の浄財によって建てられた現闘本部の裁判判決が出ました。仮執行宣言は出せなかった。しかし、それでも成田市は団結街道を廃道にするといっているんですね。そこには人が住んでいる。みんなが利用してきた生活道路であり、市東孝雄同盟員の住居があるんです。それを空港の中に抱え込んでしまう。これが人間のすることか。これに対して闘うものの正義の権利、抵抗権が生まれる。こういうことを許すならば、日本の将来おかしくなる。
 三里塚は勝っている。正義があるから闘えるんです。成田空港の軍事使用の問題、農地を破壊し、農民をたたき出すことは許さない。それには全国の人たちとともに、この矛盾空港を廃港にする以外にない。それは闘いによって勝ちとるしかない。その先頭をきって反対同盟は闘う。何も恐れることはない。今日を新たな戦いの始まりの日として位置付けています。ともにがんばりましょう。勝利しましょう。
 

Home > 矛盾空港の廃港こそ正義

ページ上部へ戻る