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市東さんの怒りは正当、抗議は百パーセント正義

  • Posted by: doumei
  • 2010年5月22日 21:26

 5月20日、市道閉鎖阻止の闘いの中で、市東さんと支援者1名の不当逮捕に対する弾劾声明を発しました。
以下紹介します。

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弾 劾 声 明

三里塚芝山連合空港反対同盟
(連絡先)事務局長・北原鉱治 成田市三里塚115


5月17日に警察権力が強行した市東孝雄さんと支援者1名の不当逮捕を、反対同盟は満身の怒りをこめて弾劾する。どこから見ても正当な市東さんの抗議に対して、寄ってたかって暴行し、あろうことか手錠をかけ、かけつけた支援者を数にまかせて押さえ込み、2人をパトカーの中に押し込んだ県警・機動隊と成田警察署の所業は、断じてゆるすことのできない暴挙である。反対同盟はこの暴挙を徹底弾劾し、市道(団結街道)閉鎖阻止、第3誘導路認可・着工粉砕の実力闘争を決意する。

 

 空港会社が設置した看板の掲示内容は、事実上、団結街道の閉鎖通告である。一部が空港会社の私有地だからといって、団結街道全体の機能を奪うことが、どうしてできるのか。通行止めする道の先には、市東さんのもうひとつの畑がある。じつに卑劣で悪らつな屈服要求なのだ。しかも、看板は「5月20日」の期限のわずか3日前に、断り無く立てられた。
 「管理期間満了の5月20日から1~2ヶ月間の払い下げ手続きが済むまで閉鎖は難しい」と答えた片山成田副市長の回答は、まったくの虚偽だったのだ。
市東さんの怒りは正当、抗議は百パーセント正義。市東さんを守るために闘った支援者の闘いもまた百パーセント正義である。
そもそも、空港会社が市道廃止の口実にあげる第3誘導路計画は、暫定滑走路の破たんの結果の場当たり的なものである。見よ! 昨年7月に供用を始めた2本目の誘導路はいまや無用の長物と化している。「羽田ハブ(基軸空港)」への転換と、世界的大不況による航空資本の破たんのなかで、空港会社はかつてない危機にあえいでいる。第3誘導路計画は、これによる無理・無謀の終着点である。このようなものに、天神峰・東峰、飛行直下の住民の命と暮らしが踏みにじられていいはずがない。
しかも成田空港は、朝鮮有事の際の米軍作戦計画の拠点にされており、戦争・改憲攻撃の中で、その軍事化がますます切迫している。軍事空港建設阻止の三里塚闘争は、沖縄の反安保・基地全面撤去の闘いとひとつである。
労農連帯の旗のもと、農地を守る市東さんの闘いは三里塚闘争の、まさに象徴なのである。

 市東さんは「自分は元気です。私は頑張りますから、皆さんも頑張って下さい。これで俺たちは本気だということを、空港会社に知らしめることができた」と力強く呼びかけている。
全国のみなさん! 市東さんの闘いこそ、三里塚に脈々と受け継がれる実力闘争の精華である。この決起に応えて、とことん闘おう。不当逮捕徹底弾劾! 不当に勾留されている市東さんと支援者を即刻釈放せよ! 団結街道閉鎖阻止! 5・24公聴会粉砕! 5・25市東さんの農地裁判を、法廷をゆるがす怒りの大闘争としよう。


2010年5月20日
 

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