鈴木さんの一坪裁判傍聴へ

　９月２９日午前１０時３０分から、千葉地裁で鈴木さんの一坪裁判がおこなわれます。ぜひ裁判傍聴にお集まり下さい。
　闘いの焦点が大きく市東さんの農地決戦にせり上がる中で、千葉地裁における三里塚裁判のひとつひとつが大事な闘いになっています。
　７月２８日千葉地裁の仲戸川隆人裁判長は、鈴木さんの一坪裁判における承継問題で、鈴木加代子さんが権利を受け継ぐことを却下しました。前回、前々回と、法廷の中ではこの問題について態度を曖昧にしながら、法定外で決定を下す卑劣なやり方です。
　この決定は、鈴木さんの一坪共有地が組み合い財産であると認めないことを意味するもので、重大です。
　仲戸川裁判長は他の一坪共有地裁判で、カネと引き換えに一坪共有地をＮＡＡの所有とするよう命ずる反動判決を９月に２２日に下しています。

　９月１９日明治公園に６万人が集いました。「原発はいらない」という大きなうねりです。これに打撃を受けた野田首相は、国連総会で原発推進を明言する演説を行いました。時を同じくしてやはり９月23日、枝野経済産業相がシンガポールでの記者会見で、ＴＰＰ(環太平洋経済連携協定）交渉に「できるだけ早く国内の同意を得て交渉に参加することが望ましい」と述べるなど、野田政権は反人民的な姿勢をあらわにしてきています。

　動と反動が激しく激突する中で、ひとつひとつの攻防が重要です。仲戸川裁判長の片寄った訴訟指揮を許さない傍聴闘争を闘いましょう。そして、反原発の怒りと一体となって、１０・９全国集会の大結集を実現しましょう。
 

〔日時〕９月２９日午前１０時３０分～
〔法廷〕千葉地裁６０１号法廷