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第3誘導路工事を今すぐ中止せよ!

  • Posted by: doumei
  • 2011年12月 1日 22:41
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―違法・不当性を全面的に明らかに(第3誘導路裁判)

 11月29日千葉地裁で、第3誘導路許可処分取消訴訟の第4回口頭弁論が開かれました。
 この裁判は、違法な第3誘導路工事を許可した国土交通省と工事を強行している成田空港会社を反対同盟が提訴した裁判です。裁判長は、市東さんの行訴・農地法裁判と同じ多見谷寿郎裁判長(民事3部)。
 この日の裁判では、まず、市東さんをはじめ反対同盟員には「原告適格がない」とする国交省や空港会社の主張が全く的外れであることを、詳細な反論で明らかにしました。
 そして許可処分の違法性について、空港会社の法律違反やデタラメさを徹底的に暴くことで明らかにしていきました。
 暫定滑走路の着陸帯が国際標準の半分しかないこと、滑走路と誘導路の最小離隔距離が120mしかなく航空法違反であること。何度も明らかにしてきたこれらのことに加え、東側誘導路(2本目の誘導路)が1日に9.9回しか使われていないこと、北に320m延伸しても新たな騒音被害はないと言いながら肝心の市東さん宅付近で騒音調査をしていないことなど、違法・不当性を全面的に明らかにしました。
 国交省や空港会社は原告・反対同盟の追及に対して、数多くの問題点に明確な回答をしていません。
 多見谷裁判長はただちに許可処分を取り消すべきです。
 空港会社はただちに工事を中止せよ!

 第3誘導路裁判の次回期日は来年の2月7日です。
 本日の裁判に引き続き、来週12月6日の行政訴訟・農地法裁判傍聴闘争への結集を訴えます。裁判は証人申請の採用をめぐる重要局面を迎えます。市東さんの農地攻防における来年の闘いを左右する重大な闘いです。ぜひお集まり下さい。

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p111129_2.jpg裁判報告会での北原鉱治事務局長のあいさつ
「5月20日現闘本部裁判判決の時の東京高裁における50人不当逮捕。ここに明らかなように、法を守るべき国家の側が、法律を無視してめちゃめちゃなやり方にのめり込むような状況に追い込まれている。
 46年間の闘いを振り返って今、はっきりと言える。成田空港建設は当初から間違っていた。こういう間違った政治がこれまで国民を苦しめてきた。
 一人ひとりが立ち上がって、今の間違った政治を根本から変えなくてはならない。そのために今、何をすべきか。闘わなければならない。
 日本農業を解体するTPPは、またひとつ私たちの課題になった。これからの日本農業のあり方を決定づけるものとして、重大な関心を持ち、闘おう。

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