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「自然体」を取り払い、私は闘う

  • Posted by: doumei
  • 2012年4月18日 00:37

―市東孝雄(3・25全国集会)

pp120325_6.jpg 3月11日に福島の県民大会に行ってきました。福島県民一人一人の言葉に心を打たれました。そのなかで有機農法をしている農家の方の言葉が印象に残っています。わずか0.3%の基準値を超えた玄米がセンセーショナルに報道され、どれほど農家を苦しめたか、農民が加害者のような報道をされ、非常に迷惑したと。同じ有機農業をする者として本当に悔しさと怒りを覚えました。被害補償で済む問題ではありません。福島の農民とともに農業を考えたいと思います。
 いま、私の家のすぐそばで第3誘導路の工事が強行されています。雨の日も夜間でもずっと工事をやっていました。完成すれば、家の右左、2本の誘導路の騒音が相当うるさいかもしれません。滑走路に誘導路がなぜ3本必要なのか。破綻した成田空港にそんなものは必要ないんですよ。200億の大金をかけて造るのなら、福島の方にそのお金を向けるべきです。許しがたいです。
 私が耕作をやめて出ていくように、力づくでやろうということですね。でも私は今までどおり、金とか権力にびくともしません。これまで通り頑張ります。そしていま裁判は、証人調べに入っていく重大な状況になっています。傍聴に行くたび思いますが、空港会社や千葉県のデタラメなこと、よく提訴できたなとあきれて、怒りがますます湧いてきます。
 今日の集会には、沖縄から、また福島の方々もみえています。原発と闘う福島、基地問題の沖縄、空港建設と闘う三里塚と、国策のためならどんなことをしてもよいという傲慢なやり方を絶対に許しません。私も昨年までは自然体という言葉を使っていましたが、それを取っ払います。今はそういう時ではなくなってきていますので。今年は、そのつもりで闘います。ともに闘いましょう、そして変えましょう、日本を。

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