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裁判闘争 Archive

「反対同盟の所有権を認めよ」―天神峰やぐら裁判―

 9月2日、千葉地裁民事第3部(廣谷章雄裁判長)で、「天神峰やぐら裁判」の口頭弁論が開かれました。
 
 市東さんの行訴・農地法裁判の中で、 成田空港会社(NAA)が市東さんに明け渡しを求めている物件の中には、天神峰監視やぐらや大看板など反対同盟所有の工作物が4件あります。天神峰やぐら裁判は、その撤去を阻止するために、反対同盟側18名が原告となって NAAを相手どり、所有の確認を求めている裁判です。
 
 NAAは、事実関係で争うことを放棄し、「所有権の確認判決を求める利益はない」とか「執行の段階で申し出ることができるのだから問題ない j などと居直ってきました。
 しかし、実際には天神峰現関本部破壊の時に象徴的だったように、現場で当事者が申し入れても無視され、立ち会いすらできなかったのです。あらかじめ確認しておかなければ、強制執行を阻止するための正当な手続きさえ保証されないし、著しい不利益を被ることは明らかです。所有権確認判決は必要不可欠です。
 
 この日の法廷では、所有権についてNAAの対応不能ぶりがあらわになりました。
 反対同盟顧問弁護団は「やぐらなどが反対同盟所有ということについては認めるんだな」と詰め寄り、廣谷裁判長も「所有権については、争わないということでいいのか」と問いただしました。
 NAAの代理人は、「次回までに書面で対応する」と言うのがやっと。早期結審策動が打ち破られ、追いつめられた姿をあらわにしました。
 
 次回期日は10月28日です。傍聴へのご参加、よろしくお願いいたします。
 

1・22天神峰やぐら裁判に結集を

 1月22日、千葉地裁で天神峰やぐら裁判がおこなわれます。
前回の弁論で多見谷寿郎裁判長は、被告成田空港会社(NAA)側に「訴訟の却下を求めるのであればそのむね明らかにしてください」と促しました。つまり「反対同盟の訴えに対して、「門前払いの却下を求めたらどうなのか」と手を差しのべたようなものです。
 これに応じてNAA側は、反対同盟の訴えを却下するよう求める書面を出してきました。

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「文書提出」で開き直る空港会社

  耕作権裁判の「文書提出問題」で、昨年12月28日付で成田空港会社側から即時抗告申立理由書が提出されました。

 千葉地裁民事第2部(岸日出夫裁判長)による文書提出命令に対して、成田空港会社がこれを不服として東京高裁に即時抗告を申し立てたものです。
 空港会社側が理由書で述べていることは、「あるはずだから出せ」という裁判所の決定に従わず、「無いものは無い」という開き直りです。
 

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恥知らずな空港会社 文書提出命令で即時抗告

  16日の記事でお伝えした千葉地裁民事第2部(岸日出夫裁判長)による文書提出命令に対して、成田空港会社はこれを不服として、期限ぎりぎりの12月17日付で即時抗告を申し立てました。抗告理由については、「追って抗告理由書において主張する」としています。

 1年以上ストップしていた耕作権裁判は、再び一切の審理が止まることになります。
 

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ついに空港会社を追い詰めた!文書提出期限は明日

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 12月16日、千葉地裁で第3誘導路裁判がおこなわれました。
 その後の裁判報告会で、弁護団から、耕作権裁判に於ける重大な前進が報告されました。
 12月9日、千葉地裁民事第2部(岸日出夫裁判長)は、弁護団の主張を全面的に認め、成田空港会社(NAA)が「存在しない」と言い張っている文書について、「所持していると認めるのが相当」として 関係文書の提出を命令 したのです。 しかも今度はインカメラ(まず裁判所だけが見て、認めたものだけを開示)によるのではなく、直に法廷に提出させる命令です。
 弁護団が1年以上にわたって追及を続け、裁判の審理もストップした文書提出攻防で、ついにNAAを追い詰めました。
 

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デタラメな道路廃止を徹底追及

 

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 12月10日、千葉地裁民事第3部(多見谷寿郎裁判長)で団結街道裁判の弁論が開かれました。
今回の裁判では2つの点で被告の成田市と成田空港会社(NAA)を追及しました。
ひとつめは、この間、成田市とNAAが持ち出してきたとんでもない主張についてです。

 

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裁判闘争にお集まり下さい

《裁判闘争スケジュール》

●11月14日(木)鈴木さん一坪裁判
  午前10時30分
●11月19日(火)天神峰やぐら裁判
  午前10時30分 
 ●12月10日(火)団結街道裁判
  午前10時30分
 
■法廷 千葉地裁601号法廷
※傍聴券の抽選がありますので、午前10時までに集まって下さい

NAAの居直り許すな!第3誘導路裁判にお集まり下さい

  明日10月28日午前10時30分から、千葉地裁601号法廷で第3誘導路許可処分取り消し請求裁判(第12回)が行われます。

裁判は現在、おもに騒音問題をめぐって争われています
前回、原告側が出した求釈明に対して、被告の国・NAAは、「(環境基準は)空港周辺地域の住民の生活環境を保全するうえで維持されることが望ましい基準を定めたものであり、直ちに規制基準や受任限度を示すものではない」などと言なした上で、さまざまな環境対策を実施しているので問題はないと開き直っています。
今回の裁判ではこれに対する徹底的な反論をおこないます。 
 何よりNAAは、第3誘導路の供用開始後の運用実態・騒音状況について、「調査していない」などと、とんでもない居直りを続けているのです。
反対同盟は、近く独自に調査を行って騒音の実態を明らかにし、NAAを追いつめていきます。
周辺住民の生活と健康など全く顧みることなく、さらなる拡張を進めようとするNAAの居直りを許すな! 皆さん、ぜひ傍聴にお集まり下さい。
 

貝阿彌裁判長は大法廷で徹底審理を行え!

 

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 10月22日、支援連絡会議は朝から東京高裁前で「貝阿彌(かいあみ)裁判長は大法廷で徹底審理を行え!」と訴えるビラをまき、街宣をおこないました。
東京高裁第19民事部・貝阿彌誠裁判長のもとで開かれることになった行訴・農地法裁判について反対同盟弁護団は、審理を大法廷でおこなうことを求め、申し入れています。
千葉地裁でも毎回傍聴席を埋め尽くしておこなわれてきた裁判であり、さらに注目を集める控訴審は、十分傍聴席を用意できる大法廷で開くのが理の当然です。
しかし、貝阿彌裁判長はいまだ大法廷で裁判を開くとは決定していません。現闘本部裁判の時の井上繁規裁判長のように、わずか30人しか入れない「429号法廷(警備法廷と称される)」を用いるなどは、断じて認められるものではありません。
農地法による農地の強奪を許さないために、徹底的に闘いましょう。

(ビラはこちら)

9・24団結街道裁判へ結集を

―NAAの居直り許すな!

 9月24日千葉地裁で、団結街道裁判がおこなわれます。
 団結街道裁判は、成田市道であった団結街道を廃道にした処分が違法・不当だから取り消せと、成田市と成田空港会社(NAA)を提訴した裁判です。 
 団結街道の廃止が第3誘導路建設のためであり、市東さん追い出しのためであることは明白です。そのために市東さんに同意を得ないで、前代未聞の市道の廃止を強行した違法性を徹底追及しなければなりません。
 NAAは、団結街道の廃止処分と第3誘導路建設の違憲・違法性について、「関係ない」と居直っています。さらに、誘導路の運用実績の追及には「釈明の必要がない」とか、公共性の問題での追及には「原告が独自の見解を述べたもの」などと、まともに答えようとしません。
 NAAの居直り・逃亡を許さない傍聴闘争を闘いましょう。
 7・29判決徹底弾劾を貫き、多見谷裁判長の不当な訴訟指揮を許さず闘いましょう。
 
<団結街道裁判>
■日時 9月24日(火)午後1時30分開廷
■法廷 千葉地裁601号法廷
※傍聴券の抽選がありますので、午後1時までに集まって下さい
 
《裁判闘争スケジュール》
●10月28日(月)第3誘導路裁判
  午前10時30分
●11月14日(木)鈴木さん一坪裁判
  午前10時30分
●11月19日(火)天神峰やぐら裁判
  午前10時30分 
 

「絶対に認められない」-判決に対し市東さんがコメント

 

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 農地裁判での不当判決を受けて記者会見に臨んだ市東さんは、「皆様のおかげで仮執行はつけられなかった。しかし、反動判決であることは間違いない。明日からまた新たな闘いとして頑張っていきます」と前置きした上で、以下の通り判決に対するコメントを発しました。

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「絶対に認められない」-前代未聞の不当判決

 ―全国の怒りの声で「仮執行宣言」は粉砕

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 市東さんの農地取り上げに反対し、6年間にわたって皆さんに協力を呼びかけてきた裁判の一審判決が7月29日、千葉地裁で出されました。
 判決は、空港会社の言いなりに農地の明け渡しを命ずる不当極まりないものです。言いなりどころか、空港会社が主張していないことまで、勝手に推断して判決理由に加えるとんでもないものでした。
 しかし、上級審を待たずに農地を奪う「仮執行宣言」はつけられませんでした。皆さんのご協力をはじめ、多くの声の力です。
 舞台は東京高裁に移ります。「農地取り上げを許さない!」この声をさらに大きくしていきたいと思います。よろしくお願い致します。

第3誘導路裁判に結集を

  7・14集会まであと1週間とせまるなか、7月9日10時30分から千葉地裁で第3誘導路裁判が開かれます。
 裁判は現在、「成田市公害防止条例」違反や「航空機騒音に係る環境基準」違反をめぐって成田空港会社と弁論を繰り広げています。第3誘導路がいかに住民生活を破壊し、かつ必要のないものを暴いて闘っています。
 この日の裁判は7・29農地裁判判決の前に多見谷裁判長と相まみえる最後の裁判です。農地強奪は絶対に許さないという怒りも込めて裁判闘争に臨みましょう。ぜひお集まり下さい。

6・18団結街道裁判にお集まり下さい

 6月18日千葉地裁で、団結街道裁判が開かれます。団結街道廃止の違法性を明らかにし、処分を取り消させ、封鎖した妨害物の撤去を求めて争っている裁判です。
被告・成田市側は「団結街道廃止は適正な処分であったことを、同じような前例を示すことで証明する」と言っていました。しかし、前回までの裁判で、何の前例も示すことができず、主張は完全に破綻。成田市側は廃止の適法性を一から明らかにしなければならなくなりました。
ところが、多見谷寿郎裁判長は、これまでの内容で十分だと言わんばかりに、成田市側に対して「新たな主張を追加することは認めない」としました。行訴・農地法裁判同様に、裁判所が違法性にフタをしようというのです。廃道の根拠は何なのか、この核心的な問題をめぐって、明後日の裁判も闘われます。

同時に、行訴・農地法裁判攻防からも大事な裁判です。結審後に、裁判を根底から揺るがすような新証拠が明らかになったため、弁護団は弁論再開の申立をおこなっていましたが、多見谷裁判長は6月5日、一片の通知を持ってこれを拒否してきました。
審理を尽くすことなく、はじめに結論ありきの判決を、黙って許すわけにはいきません。上級審の審理を待たずに農地を強奪する「仮執行宣言」など論外! 「断じて許さない」の怒りを6月18日、示していきましょう。

<団結街道裁判>
■日時 6月18日(火)午前10時30分開廷
■法廷 千葉地裁601号法廷
 ※傍聴券の抽選がありますので、午前10時までに集まって下さい

弁護団が行訴・農地法裁判の弁論再開を申し立てる①

弁論再開申立について説明する弁護団

 (記者会見での弁護団解説から)

 第3誘導路裁判の前に、弁護団は千葉地裁民事第3部に(行訴・農地法裁判の)再開申立書を提出しました。
 このかん、別件で民事2部に係属している第1次明け渡し訴訟(耕作権裁判)において、「藤﨑氏と公団との買収交渉の経過等に関する資料で、空港会社が開示していないものがたくさんあるはずだ」と、文書の提出命令を申し立てて1年越しで争っていました。
(民事2部・白石裁判長は一部の文書を開示しましたが、それでは不十分だと上告していました)
 そうしましたら東京高裁が、「千葉地裁民事2部が決定した文書提出の範囲だけではまだ足りない」ということで、これを差し戻すという決定を3月にしたわけであります。
 したがって、まだこの文書提出問題自体は決着がついていませんが、「開示ししなけりゃいかん」と言われて、NAAが今般、開示してきた文書があるわけです。
 それを新証拠といいますけども、約15枚くらいの書面でありまして、「藤﨑政吉所有地の取り扱いについて」という図面もあって、当時の空港公団が認識していた南台の土地の現況図が書いてある文書が含まれていたわけです。
 これを弁護団の方で検討いたしましたところ、重要な問題を発見しました。
 そこでこの新証拠を、いったん終結した民事3部の明け渡し裁判で取り調べろ、新証拠に基づいて弁論をさせろという趣旨で申し立てをしたわけであります。
 で、その中身について申しますと…(続く)
 

来週のヤグラ裁判にご参加を

 第3誘導路裁判に続き、5月21日(火)、千葉地裁で天神峰ヤグラ裁判が行われます。
 農地法裁判で空港会社は、市東さんの畑や離れ、作業場、農機具置き場を明け渡し請求の対象としていますが、それだけではなく監視ヤグラや大看板も対象に含まれています。
 しかし、監視ヤグラや大看板は反対同盟の所有物です。市東さんに明け渡しを求めるのは筋違いであり、これを撤去しようということは違法・不当だとして反対同盟が原告となって起こした裁判です。
 行訴・農地法裁判と一体の裁判です。引き続きご参加よろしくお願いいたします。

<天神峰ヤグラ裁判>
■日時 5月21日(火)午前10時30分開廷
■法廷 千葉地裁601号法廷
 ※傍聴券の抽選がありますので、午前10時までに集まって下さい

第3誘導路裁判にお集まり下さい

  5月13日(月)、千葉地裁において第3誘導路裁判が闘われます。
 3月7日の供用開始以降、空港会社は日々、自宅の両側を通る誘導路の使用によって、市東さんに圧力を加えています。
 他方、支援連の調査で、やはり第3誘導路はとても必要とは思えない現状も浮かび上がりました。この誘導路に対する怒りを明らかにするべく、裁判闘争を闘いましょう。
 この日は裁判とともに記者会見をおこない、市東さんへの農地強奪判決阻止に向けた反対同盟の闘争方針など、世に明らかにしていきます。また、開始した3万人署名を前進させるため、報告会ののちに街頭署名をおこないます。皆さん、ぜひご参加・ご協力下さい。

<第3誘導路裁判>
■日時 5月13日(月)午前10時30分開廷
■法廷 千葉地裁601号法廷
 ※傍聴券の抽選がありますので、午前10時までに集まって下さい

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