- Last Modified: 2014年1月10日 16:33
ところが空港公団(NAAの前身)は、「小作地として残された」ことに目をつけ、市東さんに内緒で名義上の地主から農地を買収し、15年もたった2003年になって、初めて土地の登記をして、市東さんに農地を明け渡せと迫りました。
離作補償として1億8千万円を提示しましたが、市東さんが「この地で農業を続けるのが生きがいだ」「一本の大根を作って消費者の喜ぶ顔が見たい」と明け渡しを断ったため、NAAは農業と農民を守る趣旨の農地法を悪用して市東さんの農地を奪い取ろうと、2008年に裁判を起こしたのです。