猛然と闘いを開始する

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 3月4日に行われた農地裁判控訴審で、東京高裁第19民事部の小林昭彦裁判長は、弁護団が陳述を終えるやいなや、突如「弁論を終結します」と宣言して審理を打ち切り、裁判を結審させました。こんな訴訟指揮は許すことができません。
 法廷は怒号に包まれ、弁護団は「裁判長忌避」を突きつけました。小林裁判長は力なく「書面で出すように」と言いながら、廷外に逃げ去りました。
 大法廷を埋め尽くした約百人の傍聴者と弁護団の抗議と弾劾に対して、東京高裁は廷内の職員を次々と増員し、反対同盟を始め傍聴者を暴力的に排除したのです。

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 小林裁判長の審理打ち切りは、千葉地裁多見谷裁判長以上に、空港会社の違法・不当にフタをするものです。法廷は今回で4回目を数えましたが、貝阿彌裁判長の下での2回、空港会社と千葉県は「原審の通り」と述べるだけで全く裁判に向き合おうしませんでした。弁護団の粘り強い追及の前に、前回の裁判でついに弁論の舞台に引きずり出され、ようやく形ばかりは書類が出してきたのです。それを「書類がそろったから打ち切り」とは何事でしょうか。裁判の経過も中身も全く顧みないデタラメな訴訟指揮です。

 反対同盟と傍聴者はただちに裁判所前で抗議のシュプレヒコールを上げ、報告会を開いて、結審強行を弾劾しました。そしてこの怒りを3・29全国集会で示し、さらに東京高裁を攻め続けようと団結をうち固めました。

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 時間は前後しますが、この日は東京高裁包囲の1日行動として闘いました。
 反対同盟と支援連は朝の街宣活動とリレートークから「審理打ち切りを許すな」とアピールし、昼の高裁包囲デモを闘い抜いた。警視庁公安による異様な警備体制をうち破り、経産省前テントひろばともエールをかわしながら、「市東さんの農地を守ろう」の声をあげました。
 さらに、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部からこの日届けられた2000を超える署名も含めて、5663筆の署名を裁判所に提出。合計23054筆の声として、小林裁判長に突きつけました。

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 この怒りを3・29へ。全国の皆さん、とりわけ成田市民の皆さん。ぜひ栗山公園に集まって下さい。卑劣な結審強行に対して、3万署名運動を継続し、勝利判決を絶対にもぎ取るため猛然と闘いを開始します。ぜひ、ご協力ください。

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