10・8全国集会の招請状を発出

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 10月8日、反対同盟は「市東さんの農地を守ろう 第3滑走路粉砕! 安倍政権打倒!」を掲げて全国集会を開催します。9月3日、全国の闘う仲間に向けて招請状を発出しました。以下、本文を掲載します。<PDF版(B4サイズ横)はこちら

招請状

三里塚芝山連合空港反対同盟

 全国の仲間の皆さん。三里塚芝山連合空港反対同盟は来る10月8日(日)、「市東さんの農地を守ろう! 第3滑走路粉砕! 安倍政権打倒!」の全国総決起集会を開催します。この集会は、8月9日に95歳で逝去された故北原鉱治事務局長の闘魂に学び、断固受け継ぎ、三里塚闘争の新たな前進を宣言する集会です。全力での結集を訴えます。
 三里塚闘争は今年、市東孝雄同盟員の農地を守り、強制執行を許さぬ大きな前進を勝ち取ってきました。最高裁判決が出た後、弁論終結後の事由を基に、地方裁判所による執行を差し止める請求異議裁判を開始させました。しかも弁論を継続的に開かせているのです。一度確定した最高裁判決の執行を差し止めることは難しいことですが、市東さんの生きる権利を奪う暴挙への怒りと三里塚闘争51年の正義性が裁判闘争を切り開いています。2度の署名提出と決戦本部の継続的な奮闘で強制執行と対峙しています。「不屈・非妥協に闘えば国策でさえ阻止できる」という事実を人民の目の前に示しています。
 さらに2013年5月19日以来、52回にも及ぶ、月一度の空港周辺地域一斉行動は地域に深く根を張り、住民との結びつきを強固にして来ました。昨年9月から始まった「成田空港機能強化案」の攻撃に対して、騒音下住民の怒りが爆発しています。2カ所で住民の自主的決起が始まり、住民団体が作られました。
 こうした決起は、反対同盟の周辺一斉行動と響きあうものです。国や空港会社に対する連帯した闘いを大きく広げ、再びこの地に〝大地の乱〟をまきおこそうではありませんか。これは市東さんの農地の強制執行を阻む闘いと一体です。
 そして、三里塚闘争の前進はまさに今、安倍政権が強行しようとしている改憲・戦争の攻撃と真っ向から激突しています。「反戦の砦・三里塚」の闘いは安倍政権のもくろむ戦争のための国内体制作りを打ち破る切っ先です。
 市東さんの強制収用阻止の闘いは、〝全人民総反乱〟の芽です。10年もかけ、違法に違法を重ねて強行した最高裁判決が、現実には執行できないという事態を国家権力に強制しているのです。そして、軍事転用を目的とする第3滑走路計画予定地の足下で、住民自身が反乱を開始したのです。
 朝鮮半島をめぐるトランプ政権・安倍政権の戦争策動、安倍政権による2017~18年の改憲策動を許してはなりません。地方切り捨て、労働法制改悪攻撃と闘いましょう。新自由主義政策の破綻は誰の目にも明らかです。10・8集会を国策にあらがうすべての人びとが集い、先頭に立って安倍政権を打倒する集会にしましょう。そのためには、動労千葉をはじめとした6000万労働者との連帯を何よりも拡大したいと思います。さらに福島・沖縄をはじめとしたあらゆる人びととつながり、労農学市民の間に三里塚闘争陣形を広く、深く拡大したいと思います。10・8集会を新たな三里塚闘争の出発点にするため全力での参加をお願いします。

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