「用地交渉記録を明らかにせよ!」

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耕作権裁判でNAAのウソを徹底追及

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 11月20日、千葉地裁民事第2部(内田博久裁判長)で、耕作権裁判の弁論が行われました。
 裁判に先立ち、千葉市中央公園で決起集会を行い、千葉地裁までデモ行進。午前10時30分からの法廷に臨みました。

「同意書・境界確認書は偽造である」との弁護団の一貫した指摘に対して、この間NAAは「反論」を出してきましたが、今回の法廷では、弁護団が再度これを徹底的に批判し粉砕する弁論を展開しました。
 さらに弁護団は、71年の第2次強制代執行で大木よねさんの土地と家屋を強制収用したことの暴力性や犯罪性を明らかにし、「市東さんの農地に対して同じことを行うことは絶対に許されない」と主張しました。
 また、前回弁護団が提出した新たな「文書提出命令申立書」をめぐっても、徹底的にNAAを追及しました。この申立書は、以前に出された証拠(乙85)の墨塗り部分を含め、公団と旧地主、さらに小作者であった石橋、根本、鈴木各人との用地買収の交渉記録をすべて明らかにするよう求めるものです。今回もNAA代理人は「そのような交渉記録は存在しない」とかたくなにウソをつき続けました。裁判長からも「作成しなかった理由」を問われる始末で、傍聴席から激しい弾劾の声が上がりました。
 その上で、内田裁判長は「この裁判を早く終わらせたい」という態度を露骨に示してきました。文書提出命令申立を簡単に却下させることなく、裁判長の拙速審理の策動を押し返すことが重要です。次回期日は来年の2月19日、次々回が5月14日です。重大な局面になってきましたので、さらなる傍聴へのご参加をよろしくお願いいたします。

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