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2009年03月 アーカイブ

2009年03月01日

●3・29全国集会へ招請状発す

        招請状      
                      三里塚芝山連合空港反対同盟

 全国の労働者、農民、闘う仲間のみなさん。昨年10月の全国集会から5ヶ月、三里塚闘争をめぐる情勢は激変しました。世界恐慌がますます深まる中で、政府・財界はその一切の矛盾を労働者・農民、人民への収奪に向けて生き残りを図っています。これに対して、世界で数百万、数千万の労働者、農民、人民のストライキやデモ、暴動が燃え広がっています。麻生政権を打倒し、三里塚闘争を勝利させる絶好の情勢です。3・29全国総決起集会に大結集し空前の高揚を実現し、三里塚闘争の勝利の展望を切り開こう。
 労働者に対する攻撃と同様に、企業が農地と農業を奪い取る政治が動き出しました。全国300万農家を40万に激減させる農業切り捨て策と、今国会での農地法改悪攻撃です。農地法第1条を削除して、戦後の農地改革で闘いとった「耕す者に権利あり」を葬り去ろうとしています。道州制攻撃と司法制度の改悪とならぶ戦後の大転換であり、労働法と教基法改悪につづく改憲攻撃そのものです。
 深まる危機と保護主義の台頭のなかで、政府・財界は人民との激突を深めつつ、アジアをその勢力圏としようとしています。WTO(世界貿易機関)が決裂するなか、FTA/EPA(自由貿易協定/経済連携協定)を加速させ、欠陥・未完の成田空港の立て直しに血道をあげています。それが暫定滑走路北延伸の10月完成と、飛行回数1・5倍化(年間30万回)、24時間空港化の攻撃です。朝鮮有事を想定した日米共同作戦計画の抜本的に見直しに着手し、国民保護計画訓練や習志野基地への成田防衛ミサイル配備を強行して軍事空港化の攻撃を強めています。
 だがこれも、闘いによって破産は必至です。滑走路の北への移動と「へ」の字誘導路、数々の欠陥とアジアハブからの陥落、恐慌による航空需要の激減が存続の危機すらうみだしています。無謀で場当たり的な北延伸こそ成田の破産の象徴なのです。
 「労働者にとっての職場、農民にとっての農地。これが守られないでどうして社会がなりたちますか」(農地法裁判意見陳述)と、力強く決意を述べる市東さんの闘いは、この攻防の最先端です。わが三里塚芝山連合空港反対同盟は、今秋10月北延伸完成─来春供用開始の攻撃を迎え撃ち、軍事空港建設を断固として粉砕する闘いをもってこの時代に立ち向かう決意です。
 勝利への道は「空港絶対反対」「農地死守」「実力闘争」の闘争原則と、動労千葉とともに闘いとった「労農連帯」です。沖縄や関西住民を始めとする反戦・反核・反権力、反差別の広範な市民運動、住民運動との連帯です。韓国・民主労総、米・ILWU(国際港湾倉庫労組)を始めとる世界の労働者・農民との連帯です。市東さんの農地裁判と天神峰現闘本部裁判を始めとするすべての裁判闘争を現地闘争と一体のものとして闘います。
 いまこそ、労働者と農民は分断を打ち破り連帯して闘おう。改憲と戦争を阻止するために全世界の労働者・農民・人民と連帯しよう。3・29全国集会で新しい三里塚闘争を切り開こう。みなさんの大結集を呼びかけます。
  2009年2月25日


暫定滑走路北延伸10月完成粉砕、市東さんの農地を守ろう
農地法改悪─改憲攻撃粉砕、成田を軍事基地にするな
3・29全国総決起集会

日時:3月29日(日)正午
会場:成田市天神峰 反対同盟員所有地
主催:三里塚芝山連合空港反対同盟

2009年03月02日

農地法改悪案の国会提出を弾劾する

―麻生内閣が2月24日に強行

■麻生内閣は2月24日、農地法改悪案を閣議決定し国会に提出しました。新聞も報じるとおり、1952年の同法制定以来の大改悪です。
■改悪案の最大の問題は、農地法第1条を真っ向から否定しようとしていることです。同条は「農地はその耕作者みずからが所有することを最も適当であると認める」という耕作者の基本的な権利を明記しています。ここにこそ、農地法のもっとも大切な精神が表現されています。
■これは、敗戦直後に巻き起こった700万戸の農民の反乱によって勝ち取った農地解放運動の成果ですが、今回の改悪案は、農民が勝ち取った権利を支配者や財界が、再び奪い返そうという大反動です。まさに戦後労働法や教育基本法改悪と並ぶ改憲攻撃です。
■農水省案はどうなっているのか。第1条を「農地はこれを有効利用する者に権利の取得を促す」という内容に書き換えようとしています。いわゆる「所有から利用への転換」です。日本経団連もこの動きと一体となって2月13日に「農地制度改革に関する見解」を出し、「自作農主義」の廃止を求め、「所有と利用を分離し、農地の集積を促していくべきだ」と結論付けています。
■しかし、いったん、利用権の緩和が認められれば、所有権の自由化までは一直線です。この農地法改悪は破たんした新自由主義攻撃を開き直って、さらにあくどく貫こうとするものです。この攻撃を打ち砕く正面に位置するものこそ市東孝雄さんへの農地収用を許さない闘いです。3・29集会の成功で反撃しましょう。

2009年03月03日

●ビデオリンクによる証人隠しを粉砕しよう

―3・12千葉地裁デモ-天神峰現闘本部裁判傍聴闘争へ

 全国の闘う仲間の皆さん! 昨年の9月25日以来中断していた天神峰現闘本部裁判が、3月12日に再開されます。 
 しかしながら今回の再開は、仲戸川裁判長自身に対する「忌避」が特別抗告中で、まだ最終決定も出ていない時に、一方的に期日指定してきたものです。しかも、度重なる現闘本部建物の実地検証申し立てを無視して、証人調べを行うとまで言っています。弁護団はこれに抗議して別の期日を申し立てたましたが、12日に強行しようとしています。
 
 ビデオリンクによる証人尋問は認められない

 その上、石橋恵美子証人については「ビデオリンク」で尋問をやろうとしているのです。ビデオリンク方式とは、証人を尋問する際に、証人を法廷外の別室に召還し、映像と音声をモニターできる装置を用いて法廷から尋問する方法です。NAAは申し立てた理由を「傍聴人等により精神的な平穏が害される恐れがある…」などとしています。しかし、これはデタラメきわまりない口実です。証言が偽りないものであればビデオではなく出廷できるはずです。
 ビデオによる証人尋問は明らかに証人隠しであり公開裁判の否定です。証言を密室で誘導し偽証しようとするものです。前代未聞のビデオによる証人尋問など絶対に認めることはできません。

 仲戸川裁判長の訴訟指揮は断じて許せません。反対同盟は、司法反動、反対同盟つぶしと真っ向から闘います。裁判に先立ち、千葉地裁に向けた怒りのデモに決起します。全力での結集を呼びかけます。 

                 記
千葉地裁デモ 午前9時集合 葭川公園(千葉パルコ横・
モノレール下、JR千葉駅より徒歩10分)
天神峰現闘本部裁判傍聴闘争 午前10時
   千葉地裁405号法廷
 ★なお、裁判は10時30分からですが、デモ終了後
 10時までに地裁前に集合してください。

2009年03月08日

許せない!堂本知事の策動

報道する新聞各紙
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■3月2日、千葉県知事の堂本暁子が、成田市東峰の空港反対農民宅へ用地の売却を求めて訪れました。当然にもはね返されましたが、三里塚闘争破壊策動は断じて許すことができません。
■そもそも堂本は、2005年7月12日に東峰の農家を訪れ、「ここは人間の住む環境じゃない」と言い放ちました。人間の住める環境を保証するどころか、「成田空港に関する4者協議会」なるものを設置して、三里塚闘争破壊を推し進めたのです。
■堂本は「退任前に訪れたかった」などと語っているようですが、その意図は悪らつです。北延伸計画が破たんしている状況に追いつめられ、地元自治体、利権団体を巻きこんだ、さらなる攻撃の引き金を引こうとしているのです。どこまで理不尽な〃市民派〃知事でしょうか。
■私たちは堂本知事とそれに連なる地元自治体や利権団体を許さずたたかいます。

2009年03月09日

団結してともに勝利まで闘いぬく

―動労千葉の「結成30周年記念講演集会・レセプション」(3月8日)で労農連帯・国際連帯をうち固める

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2009年03月12日

●仲戸川裁判長の証拠・証人調べ打ち切り―最終弁論決定を弾劾する

――天神峰現闘本部裁判「これはファッショ裁判だ」(速報)


千葉地裁デモにむけて、葭川(よしかわ)公園で決起集会
檄を飛ばす北原鉱治事務局長


「証人隠しを許さないぞ!」デモに向けてシュプレヒコール


千葉市内デモで市民にアピール


「開廷を強行したうえ、一方的な証人打ち切り」との報に弾劾集会で怒りのシュプレヒコール
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■3月12日に千葉地裁で闘われた天神峰現闘本部裁判で、仲戸川隆人裁判長は、反対同盟側から出された裁判官忌避の即時抗告と反対同盟側の出廷拒否を無視して法廷を開廷した上で、何と証拠・証人調べを打ち切る訴訟指揮を行いました。
■裁判長と反対同盟側は3人の証人採用で合意しており、期日まで決まっていたのです(4月23日と6月24日)。しかし、いったん認めた証人について、仲戸川裁判長はこれを取り消し、最終弁論の期日指定(4月23日)を強行したのです。
■直後に行われた弾劾集会は怒りの坩堝(るつぼ)と化しました。これほどのファッショ裁判は、三里塚闘争の過去の歴史でも例を見ません。三里塚は完全に決戦に入りましたj。3・29集会の大爆発が何より必要です。反対同盟は千葉地裁に対する怒りの闘いに決起します。

  ※  ※  ※


当日裁判所前でまいたビラ
(ビラはこちら)
■なぜ反対同盟は本日の裁判に出廷拒否の方針で臨んだのか。それは仲戸川隆人裁判長の常軌を逸した訴訟指揮を徹底弾劾するためです。以下、当日報道機関に対して発した、声明を掲載します。

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2009年03月14日

●仲戸川裁判長の暴挙に怒りの決起を

■3月12日の天神峰現闘本部裁判で行われた仲戸川隆人裁判長の前代未聞の暴挙に対して、反対同盟はただちに弾劾声明を発しました。以下掲載します。
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         弾劾声明

                       三里塚芝山連合空港反対同盟

 3月12日、千葉地裁民事第5部・仲戸川隆人裁判長は、反対同盟不在の欠席裁判を強行し、突如、証人調べを打ち切って事実上の結審を宣言した。
 わが三里塚芝山連合空港反対同盟は、仲戸川裁判長による前代未聞の暴挙を満身の怒りを込めて弾劾する。

 裁判官忌避の即時抗告が出された以上、裁判手続きは即刻停止されなければならない。仲戸川裁判長は、忌避申立に対する配点原則を破って自ら却下し、これに対する即時抗告を受理していながら法を破って開廷を強行した。
 そして被告・反対同盟不在の法廷で、その必要性を認めて決定したはずの被告側3人の証人調べを理由無く取り消し、次回を最終弁論とすると一方的に指定して、弁論がなければ結審だと宣告した。
憲法と民事訴訟法破壊の欠席裁判におけるこの所行は、反対同盟の立証活動を剥奪する暴挙であり、偏った審理の暴走であって断じて認めることができない。

 仲戸川裁判長の訴訟指揮は、始めから原告・空港会社に与する不当なものである。最大争点である地上権の成否について、これを証明する登記物権(木造建物)の検証をかたくなに拒否し、決定的な立証活動を闇に封じた。
 不当かつ強権的な指揮を乱発し、過剰警備による不当逮捕を引き起こした。
 「犯罪被害者保護」の要請から刑事裁判に導入された例外的な方式(ビデオリンク)を、建物撤去・土地明け渡しの本件に適用し、最重要証人の偽証を許す訴訟指揮に踏み切った。
これらに対する正当な権利行使に追いつめられ、なりふり構わず証人調べを打ち切り結審を宣言した。
 一人としてまともな証拠調べをせず、実地検証もしないで、どうして公正な判決が書けるのか。この裁判は暫定滑走路北延伸と市東さんの農地強奪のための収用攻撃であり、国策裁判である。裁判員制度に象徴される司法制度改悪と一体の攻撃であり、必ずうち破らなければならない。
反対同盟は決意も新たに不屈の実力闘争を宣言する。この裁判闘争を徹底的に闘いぬく。3・29全国集会に怒りの大結集を呼びかける。

 2009年3月13日

(事実経過)

1.3月11日、反対同盟は仲戸川裁判長以下地民5部の3名の裁判官に対する3度目の忌避を申し立てた。
忌避申立の理由は、不当かつ強権的な訴訟指揮による期日指定と、最重要証人を別室に隔離し「尋問」するビデオリンク方式の採用。偽証を許す不当な訴訟指揮。
2.この申し立てを事件配点の原則(他の部が審理すること)を破って当該の地民5部が引き取り、仲戸川裁判長自ら即日却下した。
3.翌12日(公判指定日)午前10時10分、反対同盟は不当却下に対して即時抗告を申し立てた。この時点で、訴訟手続きは民訴法334条に基づき執行を停止しなければならない。
4.執行停止を確認すべく、反対同盟と弁護団は5部書記官室に赴いたが、仲戸川裁判長は別室からかたくなに執行の停止を拒否し、法的根拠を明らかにすることも拒否して、被告・反対同盟・弁護団不在のままついに開廷を強行した。
5.被告・弁護団不在の法廷で、仲戸川裁判長は、ビデオリンク方式による「証人調べ」を強行(かたちばかり2〜3分で終了)し、すでに決定していた被告側証人3名を取り消した。次回4月23日を口頭弁論期日として指定し、最終弁論が無ければ結審とするとした。

2009年03月15日

「この地で農業」の決意を受けて

 梅の花が散り始まった3月11日、市東さん宅の「離れ」の、屋根のペンキ塗を始めました。色は落ち着きのあるセルリアンブルー。ところどころ錆が浮いた所を金ブラシでこすり、ホースをつないで水洗いし、乾燥してからペンキ塗りが始まります。
 支援連絡会議の5人で作業を進めて半日、「離れ」周辺の屋根は終了したものの、風が強くなって母屋の屋根まで出来ずじまい。日を改めて、となりました。残念!


2009年03月16日

●暫定滑走路建設の違法性を全面展開

最終弁論を終えて報告会に臨む反対同盟と弁護団
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■3月16日、東京高等裁判所825号法廷で、暫定滑走路認可取消訴訟控訴審の最終弁論が行われました。反対同盟からは萩原進事務局次長と伊藤信晴さんが参加。多くの傍聴者とともに法廷に臨みました。裁判では弁護団の葉山岳夫弁護士が最終弁論の要旨を展開。暫定滑走路における数々の違法性を黙殺し、住民被害についても「社会的受忍限度を超えていない」と言い放った1審判決の誤りを、あらためて全面的に明らかにしました。
■さらに前回の裁判(2008年12月17日)で勝ち取った市東孝雄さんと松井利仁(京大准教授)さん2人の証人調べの意義をあらためて強調。科学的に明らかにされた騒音被害、健康被害、生活破壊の実態から、原判決の誤りを鋭く論証しました。

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2009年03月17日

動労千葉がストライキに決起

■私たち反対同盟と車の両輪として闘う国鉄千葉動力車労働組合が「大幅賃上げ獲得、業務外注化計画−ライフサイクル制度撤回、運転保安確立、1047名の解雇撤回」を掲げて、本日からストライキに決起しました。(動労千葉のウェブサイトをご覧下さい)
■18時からは千葉市内でストライキ貫徹の総決起集会が開かれました。本日のストライキの報告の中で、スト破りを拒否して、あらたに国労から動労千葉に結集した仲間が紹介されました。

■あいさつにたった田中康弘委員長は掲げた要求を勝ち取るとともに、「今回のストライキは、社会全体に向かっては派遣法なんか撤廃しろってことです。労働者のクビを切るなってことです。資本家だけこんなボロ儲けをするんじゃない。そのことを絶対訴えたいと思います」と力強くストライキの意義を確認。ストライキ貫徹に向けた檄を飛ばしました。
■全国の労働者、農民、闘う仲間の皆さん。私たち反対同盟と動労千葉とともに、労農連帯をうち固めて闘いましょう。

2009年03月20日

未来を作る第1歩を

―3・20労働者集会(渋谷デモ)で北原事務局長が檄

 全国から集まられました皆さん。今日はイラク反戦3・20全国集会がここでもたれておりますけども、我々の将来を展望するような日です。あらたな第1歩を踏み出す集会であってほしいと考えております。
 三里塚闘争は43年間にわたり全国の労働者、農民、学生と連帯して戦ってまいりました。本集会は全国の人々が決起すべき集会としてもたれていると私は思っております。

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2009年03月23日

●貨物機の事故は起こるべくして起きた

■本日(23日)午前6時48分、中国・広州発の貨物機・フェデックス80便(MD11型、乗員2人)が成田空港A滑走路で着陸直前に強風にあおられ、着陸に失敗して炎上、二人の乗務員が亡くなりました。
■計画段階から指摘されていた成田空港の危険性が、ついに現実のものとなりました。事故は起こるべくして起きたのです。私たちは成田空港建設への怒りを新たにするものです。
■事故当時、空港周辺は非常に強い風が吹いていました。報道によれば、瞬間的に風速20mを超えていたといいます。しかし風の強さだけが問題ではありません。成田空港周辺は「ウインドシア」と呼ばれる急激な風の変化が起きやすいことで有名なのです。今回のような危険性は、前々から指摘されていました。
■実際に、このウインドシアが起きていたことが、先行して着陸した便から伝えられていました。それを承知の上で離発着を続けた結果です。事故報道の中には「パイロットの操縦ミスではないのか」「これくらいの風なら問題なく着陸できる」といった無責任はコメントもありましたが、とんでもありません。このような事故がいつ起きても不思議ではないという危険と隣り合わせで、パイロットに多大な負担をかけながら、無理やり30年間運用し続けてきたのです。
■そもそも「土地の取り上げやすさ」を最優先にして、空港には適さない、内陸のこの地に空港を持ってきた根本的な問題性があらためて突き出されたのです。周辺住民は騒音をまき散らされ、油をまき散らされ、落下物の恐怖にさらされてきましたが、ついに墜落の危険性を目の当たりにさせられたのです。
■乗客、乗員や周辺住民を危険にさらさなければ運用できないような空港など即刻閉鎖されるべきです。ましてや、違法と欠陥の固まりである暫定滑走路の北延伸など言語道断です。「暫定滑走路北延伸阻止」を掲げた、3・29全国集会で、デタラメな空港建設への怒りをともに叩きつけていきましょう。

(写真はテレビニュース報道から)

3・15「米軍再編と闘う講演とパネルの集い」で萩原事務局次長が基調講演

―3・29三里塚全国集会に大結集を(1)

■全国の労働者、農民、闘う仲間のみなさん。3・29三里塚全国集会まであと1週間となりました。
■三里塚闘争は決戦情勢に突入しました。天神峰現闘本部裁判における仲戸川裁判長の暴挙は、何としても市東さんの農地を奪い、反対同盟をつぶしたいという政府・国家権力のあがきを示しています。
■世界恐慌がますます深まる中で、政府・財界はその矛盾を労働者・農民、人民に向けて生き残りを図っています。世界でストライキやデモ、暴動が燃え広がっています。麻生政権を打倒し、三里塚闘争を勝利させる絶好の情勢です。

■すでにいくつかお伝えしましたが、3・29の結集に向けて様々な取り組みが行われ、また各地の闘いの中で結集が訴えられています。3月15日には関西で「米軍再編と闘う - 三里塚・沖縄・岩国・関西を結ぶ 3・15 講演とパネルの集い」(主催/三里塚決戦勝利関西実行委員会・三里塚芝山連合空港反対同盟)が行われ、反対同盟の萩原進事務局次長が基調講演を行いました。

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2009年03月24日

動労千葉が総結集体制

―3・29三里塚全国集会に大結集を(2)


動労千葉・長田敏之書記長
■17日から闘いぬいたストライキのさなかに開かれた動労千葉の総決起集会で、基調報告にたった長田敏之書記長は、ストライキ貫徹へ向けた提起を行うとともに、引き続く闘いへの決起を訴えられました。

■「29日には三里塚現地で集会がございます。動労千葉にとっては結成30周年闘争でもあるし、全力結集体制を作っていきたいと思います。三里塚も今農地収奪の情勢の中で、非常に大事な時期を迎えています。動労千葉総決起体制で臨みたいと思いますので、原点に返って、あらためて総結集していきたいと思います」

■農民にかけられている攻撃は、労働者にかけられた攻撃と同じです。闘わなければ、もはや農民も生きてはいけません。労働者と農民ががっちりと手を握って、麻生内閣を倒すときです。全国の労働者、農民、闘う仲間の皆さん。3・29三里塚全国集会で、私たち反対同盟、動労千葉とともに、労農連帯をうち固めましょう。

2009年03月27日

■千葉地裁前で仲戸川裁判長弾劾のビラまきをやりぬく

――「極悪裁判官、仲戸川隆人を追及しよう」

―3・29三里塚全国集会に大結集を(3)

■3・29集会の大成功にむけて、三里塚闘争支援連絡会議が3月26日、反対同盟の意向を受けて、千葉地裁前での早朝ビラまきに決起しました。ビラまき隊と反対同盟宣伝カーで、仲戸川裁判長の悪らつな訴訟指揮および法の破壊を弾劾しました。
■通行するのは、千葉地裁職員と県庁職員。わざわざ駆け寄ってきて、ビラを求める人も相次ぎました。
■宣伝カーのアピールで、官庁街一帯は緊迫した空気に包まれました。裁判官忌避で法廷を開く権限がないにもかかわらず、法を無視して強引に開廷したこと、一度合意し期日指定までした証人3人を、欠席裁判のまま理由も示さず突如取り消し、事実上結審したことの不当性を訴えました。「千葉地裁民事第5部、仲戸川裁判長の名前を覚えておいてください」「千葉地裁始まって以来の暴挙をともに弾劾しましょう」と呼びかけました。
■すると午前9時ころ、仲戸川本人が出勤してきました。必死に「余裕」を示そうと作り笑いするものの、顔は青ざめていました。すかさず宣伝カーが、「4月23日の次回法廷に仲戸川を引きずり出し、徹底的に追及しましょう」と訴えると、仲戸川は逃げるように庁舎内に消えていきました。
■ビラまきは午前8時20分から同10時まで、ねばり強くやりぬかれ、計500枚のビラが反対同盟の思いを伝えました。
■3・29の爆発が千葉地裁・仲戸川裁判長への反撃です。大結集をお願いします。

2009年03月29日

●10月北延伸完成攻撃粉砕を宣言

―結集した1580名が仲戸川裁判長の暴挙を弾劾
―3・29三里塚全国総決起集会(写真速報)


1580名が結集した全国総決起集会

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2009年03月31日

●新たな決戦に勇躍決起する

■3・29三里塚全国総決起集会は、1580人の結集で国交省、空港会社、千葉地裁に対する激しい闘争宣言を発しました。「権力が力で来るならば体を張った闘いで応える」そうした意気高い集会として、勝ち取ることができました。
■三里塚闘争は新たな決戦に入りました。現闘本部裁判での千葉地裁・仲戸川隆人裁判長よる「結審」強行、貨物機事故による危険性・破たん性の暴露で、闘いの正義はますます明らかです。集会に集まった1580人は、「三里塚が勝利する絶好の情勢の到来」に緊張感と高揚感にあふれていました。

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