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三里塚こぼれ話

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〔第3話〕 できたてトイレで”反省中”

新トイレ完成で大満足の市東さん

 市東孝雄さん宅には3つのトイレがあります。
日常使っているのが母屋の水洗トイレ。2つめが同盟の会合などにも使わせてもらっている離れのトイレ。3つめは庭の隅にある外トイレです。このトイレは農作業の途中で使用するだけでなく、闘争の際に使うことが多いので、支援連絡会議が管理をしています。
  この外トイレ、周りのベニヤがボロボロになっているだけでなく、下がそのまま見えるという、今時あまり見かけなくなった様式(わかる方にはわかりますよね)。
 「外からせっかく闘争に来てくれるんだからこれじゃかわいそうだろう」と孝雄さんが以前から気にしていて、このたび改築の運びとなりました。
 11月26日に作業が始まって、27日昼に完成。
 孝雄さんが完成記念にまず1枚パチリ。
 トイレの中からピースサインを出しているところをパチリ。

建築途中の新トイレ
 「“使用中”の札はないけれど、代わりに使えるだろう」と孝雄さんが部屋から持ってきてくれたのが、な、なんと“反省中”の木札でした。
 新しい木の香のするトイレの中で、心静かに反省タイム――それも悪くないかも…。

光取りのトタン屋根には赤く色付く紅葉がたくさん揺れ落ちてトイレの完成を拍手で祝っているように見えました。
そこでトイレの中で一句

   見られてる 僕も紅葉も 赤くなり

現地調査や援農でどんどん使ってね。