第3誘導路裁判に結集を

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 10月1日、千葉地裁で第3誘導路裁判が開かれます。
 前回の裁判で、国側は、騒音被害が「他人の利益の侵害」に含まれないなどというとんでもない主張をしました。そして反対同盟が行った成田空港周辺での騒音調査の結果や、自衛隊機飛行差し止めを認めた第4次厚木基地爆音訴訟判決での被害の認定基準にも難くせをつけてきました。
 厚木の航空機騒音は、北海道大学の松井利仁教授の測定・分析によって、WH0が定めた「欧州夜間騒音ガイドライン」をはるかに超え、広範な住民の健康に深刻な悪影響を与えたことが証明されています。7月30日の高裁判決でも、住民の健康被害を認め、自衛隊機の夜間飛行差し止めを認めています(米軍機の差し止めを認めなかったため、原告が最高裁に上告)。
 そして、成田の夜間騒音の被害は、「厚木の10倍以上」という深刻な現実が松井教授によって暴かれたのです。松井教授によれば、航空機の騒音被害は単に心理的なものではなく、高血圧、心筋梗塞などの健康障害をもたらす衝撃的なものです。ないがしろにさせるわけにはいきません。
 今回の裁判では、厚木との比較にも含め、徹底的に騒音被害について論証します。地域住民はもとより市東さんに対する航空機騒音は、農地取り上げと一体のとんでもない人権侵害です。毎日、毎晩騒音被害が繰り返されていることは、本当に許せません。皆さん、ぜひ傍聴にお集まり下さい。

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