更新意見陳述で国、空港会社を徹底弾劾

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―第3誘導路裁判

 3月15日、千葉地裁民事第3部で、第3誘導路裁判の弁論が開かれました。
 今回は、廣谷章雄裁判長から阪本勝裁判長に交代したため、更新意見陳述がおこなわれました。
 この日の法廷に先立ち、被告の国と成田空港会社は準備書面を提出してきました。そこで「(市東さんが)騒音を受けない利益を保護する法律はない」と言いなして、市東さんに原告適格はないと主張してきたのです。  全ページ、怒りなしには読めない書面です。白を黒と言いくるめた上で「国に従え」という粗雑で恥知らずな文章です。
. 弁護団は次々と意見陳述で、この準備書面を弾劾しました。傍聴席からも怒りの声が国・NAAの代理人弁護士に向けられました。たまりかねた阪本裁判長は、「発言するな」と繰り返しましたが、さらに廷内の怒りは増して「裁判長こそ陳述をよく聞け!」「市東さんの怒りを知れ!」という怒りで圧倒しました。
 千葉地裁で闘っている三里塚裁判で裁判長の交代が相次ぐなど、裁判攻防は「国策裁判」との激突の色合いを深めています。居丈高に「国の言うことを聞け」というあり方は、安倍政権の政治に通じるものです。早期結審・拙速裁判を許さず、裁判闘争を闘いましょう。
 次回期日は5月17日です。

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