北原事務局長のメッセージ(7・3集会)

 本集会にご参集のみなさん、ご多忙の中お集まりいただきありがとうございます。
地元住民を無視した寝耳に水の7・4閣議決定の日から50年を迎え、三里塚闘争は今なお成田空港の完成を阻止し闘い続けています。71年2度にわたる強制代執行阻止闘争をはじめ国家暴力と真っ向から対決し、戦い抜いてきた50年でありました。この永い闘いの中で、3300人を超す仲間が逮捕され、その幾倍もの人びとが傷つき倒れました。全国からの労働者・学生・市民の長年にわたる力強い支援に支えられて、こんにちまで闘ってこれたことをあらためて感謝申し上げます。

 空港が決定された当時はベトナム戦争で、羽田空港には米軍機が頻繁に飛来していました。反対同盟は羽田を視察し、以来「軍事空港反対」をかかげ反戦反核の闘いの先頭で闘ってきたと自負しております。最近の安倍政権の動向をみると再び戦争の危機が迫っていることをひしひしと感じます。
私は成田の第3滑走路建設策動が戦争攻撃と一体であることを訴えずにはいられません。子や孫の世代に絶対に戦争の惨禍を繰り返させない為にも私たちには重大な責任があります。市東孝雄さんの100年近く耕してきた農地を死守することは戦争への道を阻止する闘いでもあります。絶対に勝利しましょう。

 私は残念ながら療養中で本日の集会に参加できませんが、これからも反対同盟は意気軒昂と闘い続けます。皆さんの絶大なるご支援を心からお願いします。

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