国交省の「拡張認可」弾劾!

 国土交通省は1月31日、第3滑走路建設など空港変更認可申請への許可決定を出しました。空港会社による形ばかりの住民説明会にはじまって、四者協議会(国、千葉県、地元9市町、成田空港会社)による住民無視の合意、そしてアリバイづくりの公聴会を経た今回の決定は、とうてい認められるものではありません。徹底的に弾劾します。
 田村社長自身が語るとおり、「もうひとつの空港を造るに等しい」もので、広大な自然と農地を破壊して現在の空港を2倍に押し広げるものです。40年間騒音被害や落下物の恐怖に苦しめられてきた住民に更なる犠牲を強制するだけでなく、1度移転させた人に再度移転を押しつけるという住民無視の計画です。
 50万回になるという発着回数はあくまでも「枠」にすぎません。成田空港は、現在でも「ソラナカ」と言われる航空外収入によってようやく支えられているのであり、1兆3000億円という巨額の事業費に見合った収益を得られる見込みなどありません。
 新たな滑走路建設とB滑走路の1000m延長という無謀な拡張計画の背景にあるのは、安倍政権の改憲・戦争に向けた動きと一体の軍事空港化です。
 「もう我慢の限界だ! これ以上の拡張はいらない」という住民の切実な思いは消し去ることなどできません。闘いはこれからです。反対の声をあげ続け、大きくしていきましょう。

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