小泉市長をここに呼べ!(団結街道裁判)

 2月7日、千葉地裁民事第3部(内野俊夫裁判長)で団結街道裁判が開かれました。
 弁護団は、廃道の最高責任者である小泉一成成田市長の証人喚問を一貫して要求していますが、成田空港会社(NAA)と結託した内野裁判長は、言を左右にして応じようとしません。
 今回弁護団は、2009年の「4者協議会」に向けて行われた成田市の庁議の会議録、市とNAAの協議の議事録などについて文書提出命令を申し立て、被告・成田市を追及しました。
 なぜなら成田市は、09年7月の4者協議(国交省、NAA、千葉県、地元9市町)の場で初めて、団結街道廃道が協議され合意されたと説明しているからです。
 これはあまりにも見えすいたウソです。4者協以前に、市はNAAから空港の第3誘導路(西側誘導路)建設のために団結街道廃止を要請され、事前協議をしていたはずです。そうでなければ、その後10月には「廃道」が起案され、まともな議論や検討もなく交通量調査も一切行わないまま、翌年3月には市議会で「廃道」議決が強行されるといったスピード進行などできません。
 そして申し立てた文書は、団結街道廃道を「政治案件」だと言いなした小泉一成市長がこの暴挙の最高責任者であることを明らかにするばずです。元成田市道路管理課主任・松本光平を証人として呼んでごまかそうとすることなど、絶対に許すわけにはいきません。弁護団の気迫と、「小泉市長をここに呼べ!」という傍聴席の声に圧倒されながら、内野裁判長は、なんとか小泉証人採用の結論を出さないように引き延ばしをはかる訴訟指揮をしました。「いつまで延ばすんだ」「うやむやにするな」という傍聴席からのヤジに下を向いたまま、次回の期日を6月26日として閉廷しました。

タイトルとURLをコピーしました