9・2請求異議裁判控訴審にお集まり下さい
9・2請求異議裁判控訴審第3回が3日後に迫りました。
この日の裁判は、市東さんの本人尋問も行われる重要な裁判です。
成田空港をめぐる状況は一変しています。
新型コロナウイルスの感染拡大で航空需要は激減し、世界では航空会社の倒産も相次いでいます。3カ月に及ぶB滑走路の閉鎖という事態に追い込まれ、今後の回復の展望もない成田空港会社に、市東さんの農地を強制的に取り上げる根拠などありません。
今回、弁護団はこうした情勢の変化に踏まえた新たな弁論を追加し、あわせて経済学者・鎌倉孝夫さんの証人尋問を行います。(午前中)
午後からは、「2度と強制的手段はとらない」という社会的約束について平野靖識さんの証人尋問、農業経済学者・石原健二さんの補佐人陳述、そして市東孝雄さんの本人尋問が行われます。
裁判は大法廷で開かれますが、コロナ感染防止を理由に傍聴席が33席に制限されています。不当な農地取り上げ強制執行を許さず、耕す権利を守り抜く裁判だからこそ、大法廷での多くの傍聴が必要なのであり、コロナ下であってもその必要性は変わりません。傍聴を制限しなければならないなら、本来開くべきではないのです。
9・2裁判闘争は、こうした訴訟指揮との闘いでもあります。実際に傍聴できる数は限られますが、ぜひ東京高裁に駆けつけて下さい。
なお、この日は午前中からの裁判ですので、デモ行進は行いません。10時30分の開廷で、30分前の10時には傍聴券の抽選が締め切られると思います。5分前までには東京高裁正門にお集まり下さい。
【請求異議裁判控訴審 第3回】
9月2日(水)東京高裁1階大法廷
・午前10時30分開廷
弁護団の口頭弁論
鎌倉孝夫さん 証言
・午後1時30分開廷
平野靖識さん 証言
市東孝雄さん 証言
石原健二さん 補佐人陳述