明日4月16日、千葉地裁民事第3部(内野俊夫裁判長)で第3誘導路裁判が行われます。
この裁判は、3本目の誘導路建設を許可した国交省決定の取り消しとB滑走路の使用禁止、飛行差し止めを求めて国と成田空港会社(NAA)を訴えた裁判です。
空港公団の事業を引き継いだNAAは「基本計画」に従って空港の設置管理を行わなければならないことが法律で義務づけられています。ところがNAAは、基本計画とは位置も長さも異なるつぎはぎだらけのB滑走路を長年供用してきました。その上に「機能強化」と称して基本計画を改定し、北へさらに1000メートル延伸しようとしているのです。
国家的規模の事業にとっての基本計画は厳格に守られるべきものです。それを平然と無視して違うものを造り、周辺住民の生活や財産などの権利を侵害することは許されません。便数が激減してるとはいえ、第3誘導路は日々、市東さんの生活と営農を圧迫しています。
NAAは時流に乗って脱炭素を叫び始めましたが、であるなら航空需要の激減で無用の長物と化し、デタラメな空港拡張の象徴であるB滑走路と第3誘導路の使用をやめて撤去すべきです。
明日の裁判では、裁判官交代に伴う更新意見陳述とともに、鎌倉意見書、内藤意見書にもとづく準備書面の提出と文書提出命令に関する反対同盟側からの総括意見書の提出を行う予定です。ぜひお集まり下さい。
●第3誘導路裁判
4月16日(金)午前10時30分
千葉地裁601号法廷
※10時15分までに千葉地裁6階にお集まり下さい