開会あいさつー伊藤信晴(3・27芝山現地集会)

 今、ロシアのウクライナ侵略という事態が報道されています。バイデンや岸田がウクライナ支援で、ウクライナ人民を考えているような装いを見るときに、腹立たしくなります。そもそもこの戦争は、アメリカも欧州も日本もその一端を担っています。バイデンや岸田の戦争攻撃を許してはなりません。
 また、この間動労千葉のストライキの時に、90名の労働者が立ち上がりました。職名をなくして、業務融合化し、一日あれこれ将棋の駒のように使おうとしている。関西生コンの活動にしても、労働組合を非合法化するような大弾圧が行われています。人民が虫けらのように扱われている事態が、今襲ってきていることを肌で感じています。
 反対同盟は、昨年4月1日以来、市東さん農地の強制収用攻撃に対し、市東さん離れにおいて監視・実力阻止体制に入りました。それは農地死守・実力闘争という反対同盟の基本原則、反対同盟の誇りのかかった闘いであります。この一年間、市東さんとともに離れにおいて、強制収用を阻止することができました。今、私たちにもとめられている三里塚闘争57年の基本原則は、輝きを増して全人民をとらえる時が来ただろうと思います。
 昨年一年間、この会場の貸し出し拒否をめぐり闘い、同盟ニュースなどの情宣を展開し、これを打ち破ることに成功しました。そもそも相川前町長や石井新二は、空港機能強化を持ってきた張本人であります。反対同盟に対する謀略ビラ等を通して、市東さんの農地を取り上げ反対の声をあげさせない、反対同盟抹殺を図ったのであります。しかし、向こうの思惑を完全に粉砕して今日に至っています。
 三里塚闘争の基本原則、この道を進むことにウクライナ人民の闘いと通じるところがあり、戦争や改憲を阻止する道筋があると確信しています。私たちは、動労千葉、関西生コンの労働者とともに、また学生市民の皆さんとともに57年やってきた陣形を保持しながら、この激動の情勢を勝利していく決意であります。今後の支援も期待いたしまして、あいさつに代えたいと思います。

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