国策なら廃道にしてもいいのか!

 5月12日午前10時30分から団結街道裁判が行われます。
 団結街道封鎖は、成田空港第3誘導路建設のために、現に日常的に農作業でこの道を使用していた市東さんに同意を得る手続きもなく、道路法10条2項の廃道の要件を満たすこともなく強行された前例のない暴挙です。
 NAAの都合に合わせた政治案件として小泉一成・成田市長の「ツルの一声」で決められたのであり、小泉市長の証人尋問は不可欠です。
 弁護団は小泉市長の証人採用を4年以上も要求し続けてきました。
 しかし、内野裁俊夫裁判長はそれに一向に応じないどころか、この裁判の主要な争点として「空港拡張の必要性があったか否かが重要だ」と言い出しました。
 つまり、第3誘導路が国策として大事だと証明されれば、道路法第10条に記されている廃道の要件を満たさなくても、廃道にしてかまわないということです。被告の成田市でさえ、表向きはそんなことまで主張していません。
 そうであるなら、NAA社長を証人尋問しなければならない話ですが、小泉市長の証人調べをしなくていいということにはなりません。

千葉地裁は強制執行の責任をとれ!

 民事第3部の裁判長が内野俊夫裁判長から岡山忠広裁判長になりましたので、次回、5月12日の裁判は更新手続きとなります。あらためて強制執行問題について、成田空港会社のみならず直接執行を担った千葉地裁を追及する場にしていきましょう。
 そして、国策のためなら、勝手に生活道路をつぶしていいという、内野前裁判長のデタラメな訴訟指揮を継続させないよう、傍聴闘争を闘っていきましょう。ぜひお集まり下さい。

団結街道裁判
 5月12日(金)午前10時30分 
※傍聴券の抽選がありますので、10時15分までに地裁6階にお集まり下さい

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