私たちは1月12日、新年デモと団結旗開きを行い、「成田軍事空港粉砕! 市東さんの南台農地を守ろう!」の決意を明らかにして2025年の闘いをスタートさせました。
旗開きで発した「闘争宣言2025」を以下に掲載します。
(写真は上から順に東峰神社しめ縄飾り/新年デモ/新年デモ/主催者あいさつ・伊藤信晴/闘争宣言・萩原富夫/乾杯の音頭・市東孝雄/旗開き会場/反対同盟歌斉唱/団結ガンバロー)
闘争宣言2025
2025年、ウクライナ戦争が3年、パレスチナ人民虐殺も終わりが見えない中、アメリカ第2次トランプ政権発足によって世界は混乱と衝突が激化し、世界戦争の危機が深まっている。シリア・アサド政権の崩壊、ドイツ連立政権崩壊、韓国・ユン大統領の戒厳令発動、米中対立の激化など世界情勢が激動する中、少数与党に転落した石破自公政権は総翼賛体制構築へと向かい、戦争準備を加速させている。
われわれは帝国主義による侵略戦争と環境破壊に立ち向かう世界の人民と共に闘う。59年目の三里塚闘争は、戦争のための空港機能強化と市東さんの農地強奪に立ち向かい、成田軍事空港粉砕へ闘わなければならない。
23年2月の天神峰農地強制執行から2年、成田空港会社は鉄板フェンスで囲い込んだ市東さんの農地を破壊し、荒れ地にしたまま放置している。これは農民(市東さん)と農業に対する冒涜だ。市東さんの営農と生活を破壊し、騒音をあびせて追い出しにかかる成田空港会社の攻撃を跳ね返そう。
18年間闘ってきた耕作権裁判は証人尋問を闘い抜き、昨年9月結審した。予想される3月の判決日まで気を緩めることなく千葉地裁を包囲し、必ず勝利判決を勝ち取り、南台農地を守り抜こう。仮執行など不当な判決が出た場合は、ただちに実力阻止態勢に決起しよう!
成田空港会社は「新しい成田空港」構想で、効率化し、巨大物流拠点として改造して空港間競争に勝ち抜くというが、実態は国家プロジェクトとしての軍事拠点造りに他ならない。対中国戦争をにらんだ沖縄・南西諸島でのミサイル基地建設から九州、全国へとひろがる空港・港湾の軍事化と弾薬庫建設など、戦争準備と一体だ。辺野古、宮古島など死活をかけて闘う沖縄と連帯して、軍事空港粉砕する反戦闘争に立ち上がろう。
「夜間飛行差し止め訴訟」を闘う周辺住民と連帯し、空港拡張反対署名に取り組み「空港拡張差し止め裁判」を闘おう。3・30天神峰現地闘争に総決起しよう! 反対同盟は全ての闘う仲間と共に闘うことを宣言する。
2025年1月12日
三里塚芝山連合空港反対同盟