1・22太郎良証言

 午後3時でいったん休憩し、3時12分から同盟の最後に太郎良陽一さんが証言台に立ちました。
 まず太郎良さんは、三里塚闘争支援に加わったきっかけを「農民のエネルギーへの共感と権力の弾圧に怒り」として語りました。そして地元農家と結婚して反対同盟員になり、その後自らが住んでいた家屋にかけられた強制執行について、怒りを込めて詳述しました。
 やぐらの必要性について「ジェットブラストは今も続いている。そばで飛行機の脱輪事故も起こしている。この地を守る監視場所は必要」とし、「闘いの決意」だと語りました。
 そして、決戦本部長の立場から三里塚の喫緊の課題を「市東さんの農地を守ること」と言い切り、やぐらを撤去しようという空港会社のやり方について「まず底地買収の問題を絶対に明らかにせよ」「岩山鉄塔破壊に象徴される違法の限りを尽くしてつぶすやり方、同じことをやろうとしている。こんなこと許せない」と弾劾しました。
 第3滑走路建設など、NAAがあらたな空港拡張を強行しようとしていることも弾劾して、最後に「敵性証人は必要だ。双方から聞くことが絶対に必要だ。裁判長も信念があるでしょう。同盟は信念をもってやってきた。小手先で判断するな。真剣に判断してほしい」と迫り、「どんなことをやられても同盟は負けない」と決意表明しました。

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